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TOYOTA GAZOO Racing、 ダカールラリー2023参戦体制を発表

©TOYOTA

TOYOTA GAZOO Racingは、2023年の年始早々に開幕するダカールラリー2023にGRダカールハイラックスT1+の3台体制で出場することを発表した。また、チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)が新型のランドクルーザー300 GR SPORTの2台体制、日野チームスガワラがハイブリッドシステムを搭載したHINO600シリーズ1台体制でトラック部門に挑む。

以下チームリリース


2019年、トヨタに初のダカールラリー優勝をもたらしたナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組は、昨年2022年大会も制し、2023年大会では2連覇を目指します。この王者に昨年の南アフリカ・ラリーレイドシリーズチャンピオンと同2位のジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組、ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組が加わる、強力なドライバーラインナップでTGRは世界一過酷なラリーと言われる、伝統のイベントに挑みます。

ダカールラリーは、FIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)の2023年シーズン開幕戦でもあります。アル-アティヤ/ボーメル組は、昨年世界選手権として新設された、この世界一タフなクロスカントリーラリーレイドのシリーズで、記念すべき初代チャンピオンに輝きました。アル-アティヤ/ボーメル組はこのW2RCシリーズに2023年シーズンもフル参戦し、連覇を目指します。
尚、2023年シーズンのW2RCは全5戦で争われます。1月のダカールラリーを皮切りに、2月末のアブダビ・デザートチャレンジ、そして、4月にメキシコを舞台に行われるソノラ・ラリー、8月末のアルゼンチンで戦われるデサフィオ・ルータ40と続き、10月半ばに予定されているラリー・オブ・モロッコで最終戦を迎えます。

ド・ヴィリエール/マーフィ組とラテガン/カミングス組はダカールラリーを戦った後、南アフリカラリーレイドシリーズ(SARRC)にTOYOTA GAZOO Racing南アフリカ(TGRSA)から参戦します。このシリーズ参戦で、GRダカールハイラックスT1+の主なテストと開発が続けられます。
2022年シーズン、SARRCは全7戦で競われ、ド・ヴィリエールがシリーズチャンピオンを勝ち取りました。2021年のチャンピオンであるラテガン/カミングス組はシリーズ2番手で続き、世界で最もタフなラリーレイドシリーズのひとつである同シリーズでTGRSAはランキング1位、2位を独占しました。

ダカールラリーで勝利を挙げたあとも、2022年のタフなシーズンを戦い続けたことで、GRダカールハイラックスT1+は、その品質と耐久性、信頼性に更なる磨きをかけました。トヨタの理念である「もっといいクルマづくり」に基づき、チームはW2RCとSARRCを戦う中で走破してきた通算25,000km以上にわたるラリーとテストでの経験を十分に活用しました。そして、この合計130日に及ぶ走行でクルーはさらにパフォーマンスの向上をはたし、W2RCとSARRCの両タイトルをチームにもたらしました。

2023年シーズン、FIAはGRダカールハイラックスT1+を含むT1+クラス車両と、その直接的なライバルとなるT1U(アルティメット)クラスの性能調整でバランスを取るために、規則をアップデートしました。変更の主なポイントは、双方の性能を接近させ、より競争の激しいラリーにすることです。例えば、T1+クラスとT1Uクラスの車両はどちらも最高出力を30kW削減。この変更に伴いエンジン出力カーブも調整され、ガソリンターボエンジンを搭載するT1+車両の高地での補正機能は禁止されます。

TOYOTA

同時に、TGRはGRダカールハイラックスT1+の品質と耐久性、信頼性をさらに向上させ、ダカールラリー、W2RC及びSARRCの過酷な戦いに立ち向かえるように、常に改良が続けられています。デファレンシャルやウィッシュボーンといったサスペンションの部品が強化されているほか、シングルダンパーのセットアップやトランスミッションのシフト特性も最適化されました。そして、最新のレース用燃料に対応し、FIAが設定し要求する性能調整に適合するようにソフトウェアの調整も行われています。

GRダカールハイラックスT1+は、プライベーターにも提供されます。ダカールラリー2023では、7台のGRダカールハイラックスT1+がプライベートチームから参戦の予定です。これらの車両は、TGRの参戦車両と同じ仕様とセットアップで出場することとなります。

ダカールラリー2023は、2022年12月31日にサウジアラビアの北西海岸部でスタートし、内陸部の都市ハイルへと向かいます。そこからルートはサウジアラビア南東方向へと進み、エンプティ・クォーター(空白地帯)と呼ばれる地域を通過した後、北へと向きを変え、翌年1月15日にサウジアラビア東海岸のダンマームでゴールを迎えます。

TGR W2RCチーム代表 アラン・デュハディン:
今年は我々にとって素晴らしいシーズンでした。ダカールラリー2022の勝利でシーズンをスタートし、初代のW2RCチャンピオンという栄冠も加えることができ、また、ジニエルがSARRCでのチャンピオンを獲得しました。この偉業を成し遂げてくれた3台のクルー全員に感謝します。彼らは常に限界への挑戦を続けていますし、技術面でもグリン・ホールがGRダカールハイラックスT1+の絶え間ない改良を続けてくれているので、来るダカールラリー2023への準備はこれまで以上に整っていると思います。

TGRダカール&SARRCチーム代表 兼 テクニカルディレクター グリン・ホール:
ダカールラリー2023を目前に控え、世界で最も過酷な自動車レースに3台体制で挑めることが楽しみです。我々はこの1年間、懸命な作業でGRダカールハイラックスT1+の改良を進めてきたので、あの過酷なラリーへ向けての準備は万端整っており、力強く戦えると確信しています。

ナッサー・アル-アティヤ:
2022年のW2RCチャンピオン獲得は私の最初の目標だったので、それを達成できて本当に誇らしく思います。また、GRダカールハイラックスT1+はシーズンを通して着実に進化を遂げており、ナミビアでの最終テストを経て、間違いなく最良のGRダカールハイラックスT1+に仕上がったと思います。あとはサウジアラビアへと向かうだけです。

ジニエル・ド・ヴィリエール:
今年は、特にSARRCで大変な挑戦でしたが、2022年のタイトルを獲得し、チームとしても大きく成長できました。GRダカールハイラックスT1+も我々と共に進化してきたので、来るダカールラリー2023にまた出場できるのが本当に楽しみです。SARRCのチャンピオンを獲得したことで、ダカールラリー2023でも優勝を争えるという自信がつきましたし、スタートが待ちきれません。

ヘンク・ラテガン:
ダカールラリー2022は私にとって学習の年だったと思いますが、素晴らしい経験でした。ダカールラリー2023は、その経験を活かしての挑戦となりますし、GRダカールハイラックスT1+も進化しています。サウジアラビアのラリーに全力で挑みたいと思います。

GRダカールハイラックスT1+ (2023年仕様)
エンジン:V35A 市販仕様
エンジンベースモデル:ランドクルーザー300
エンジンタイプ:ツインターボガソリン
コントロール規則:FIA規定パワーカーブによるブースト制限
最大出力:266 kW @ 5,100 rpm
最大トルク:620 Nm
エンジンマネージメント:モーテック
トランスミッション:Sadev製6速シーケンシャル
ディファレンシャル:前後及び中央全てLSD
クラッチ:セラミックツインプレート, 直径215 mm
シャシー構造:チューブラーフレーム
ホイールベース:3,140 mm
全長:4,810 mm
全幅:2,300 mm
全高:1,890 mm
車重:2,000 kg, FIA規定最低重量(ドライ車重)
車体:トヨタ ハイラックスダブルキャブピックアップ 複合素材ボディ
フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン, ストローク350 mm
リアサスペンション:ダブルウィッシュボーン, ストローク350 mm
ホイール:Evo Course, 17インチ
タイヤ:BFグッドリッチ, 37インチ
燃料タンク:FT3安全セル, 540リッター



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