ラリーニュージーランド デイ3:大どんでん返しでラトバラが今シーズン初勝利 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ラリーニュージーランド デイ3:大どんでん返しでラトバラが今シーズン初勝利

 

 2010年WRCシリーズ第5戦ラリーニュージーランドの最終日デイ3が5月9日(日)に行なわれ、ヤリ‐マティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)が今季初優勝を決めた。2位はセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)、3位はセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)。ペター・ソルベルグ(シトロエンC4WRC)は最終ステージでクラッシュ、リタイアに終わっている。

 実に見ごたえのあるラリー最終日となった。トップを走るオジエを最初に捉えたのは、デイ1のクラッシュで大幅に遅れていたローブ。8位から挽回して、ついにはトップに立つ凄まじいばかりの追い上げだった。しかし、そのローブは2本目のSS19でまたしてもコースアウト。コース復帰に時間を要し4位に後退した。

 ローブが後退して優勝争いは1位オジエ、2位ラトバラ、3位ソルベルグの3名の戦いに。勝負に出たのはSS19でベストを刻んだソルベルグだった。しかし、ソルベルグはSS21の高速コーナーでコースアウトを喫し、木製の電柱に激突する壮絶なクラッシュでリタイアに。これでローブが3位に繰り上がった。

 最終ステージのSS21では、リーダーのオジエがゴール近くでスピン。マシンのフロント部を破損するなどしてかなりタイムをロスした。そして、追う立場のラトバラがフィニッシュすると2.4秒差で逆転に成功。ラトバラは2009年のサルディニア以来3度目となるWRC優勝を実現したのである。

 総合4位はミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)、5位はダニエル・ソルド(シトロエンC4WRC)、6位はマシュー・ウィルソン(フォード・フォーカスRS WRC)という結果に。併催されたSWRC(S2000世界ラリー選手権)ではヤリ・ケトマー(フォード・フィエスタS2000)が優勝、PWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)では地元のヘイデン・パッドン(三菱ランサーエボリューション)がやはり初優勝。新井敏弘(スバル・インプレッサ)は初日のデイリタイアから順位を盛り返し、PWRC4位でフィニッシュした。



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