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WRCジャパン:エミル・リンドホルム「喜びと安堵がミックス」WRC2イベント後記者会見

©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

WRCラリージャパンのフィニッシュ後に行われたWRC2のイベントカンファレンスの内容(抜粋)。ジャパンでタイトル決戦を向かえたエミル・リンドホルム。ライバルのカエタン・カエタノビッチが早々に戦線離脱後も、様々なハプニングや難しいコンディションを乗り越え、目標達成を果たした気分を素直に明かした。

●WRC2イベント後記者会見 出席者

RALLY JAPAN

2022年WRC2/WRC2ジュニア ドライバーチャンピオン
エミル・リンドホルム=EL(トクスポーツWRT)
2022年WRC2/WRC2ジュニア コ・ドライバーチャンピオン
 リータ・ハマライネン=RH(トクスポーツWRT)
2022年WRC2チームズチャンピオン
 ヤツェク・ヴィツィコフスキ=JW(トクスポーツWRT、チームマネージャー)
2022年WRC2マスターズカップ ウィナードライバー
 マウロ・ミーレ=MM(トクスポーツWRT2)
フォーラムエイト・ラリージャパンWRC2部門
 1位:グレゴワール・ミュンスター=GM(ヒョンデi20 Nラリー2)

Q:エミル、木曜日の記者会見ではとても冷静で落ち着いていたが、この週末は緊張していたのでは。WRC2でリードしていたが、最終的に今回の目標であったタイトルを獲得した。今の心境は
EL: 喜びと安堵がミックス。本気で戦わなければいけないということは分かっていたが、リラックスできてもいた。この状況で集中力を持続させるのは簡単なことではないし、その点では少し心配だったが、ついにここまで来ることができた。達成できたのが信じられないくらいだ。それを実現させてくれたチームとサポーター、スポンサーに心から感謝したい。

RALLY JAPAN

Q:土曜日は本当に信じられないような展開だったが、あなたはとても落ち着いていて、今までよりもハードにプッシュしていなかったように見えた。 あのコメントでテーム・スニネンの自信は失われ、このような結果になった。このラリージャパンは合っているようですね
EL:そうだね、楽しめていた。順位を争う必要がないことが分かってからは、特にね。それが戦略として必要なことかもしれないし、自分自身も少し驚いている。

Q:リータ、今年は大活躍だった。エミルとのパートナーシップはどのようなものか。シーズンを通して大きな成果を収めてきたが、WRC2チャンピオンとしてここに座っている気分は
RH:正直、まだ信じられない気持ち。とにかく、よく分からないが……すごいことなんだと思う。

RALLY JAPAN

Q:もちろんすごいことだ。本当に大成功のシーズン。WRC3ではラウリ・ヨーナがタイトルを獲得し、さらにエンニ・マルコネンも女性コ・ドライバーとして活躍しており、フィンランド人が成功を収めていますね。今年は女性がこのスポーツで活躍している。これは本当に重要なことだ
RH:今年のモンテカルロではイザベル(・ガルミッシュ)がローブと組んで勝利したのは、素晴らしいことだった。サラ・フェルナンデスは昨年、今年と活躍し、こうして今エンニと自分、このスポーツで女性が勝ち進んでいるのは素晴らしいことだ。

Q:あなたの活躍を見て、周りの人も自分にもできるのだということに気付く、希望の光だ。ラリーは難しいコンディションの中、危険なステージがいくつもあったが、緊張していたのでは。ステージを走り切るといつも(リンドホルムと)グータッチをしているが、今日はさらに力を込めていたように見えた
RH:もちろん最終日はプレッシャーはあったし、タイトルを獲るためには、いい結果を出さなくてはならない、ラリーを走り切らなくてはならないと分かっていたから、当然張り詰めていた。でもとにかく自分はエミルに任せていた。彼が必ず成し遂げてくれると信じていた。彼と一緒に仕事するのは本当に素晴らしいとしか言えない。

Q:グレゴワール、週末を通して素晴らしいタイムを連発していたが、特に最終日は、Ena Cityの非常にトリッキーな2回目の走行で、ライバルに1分以上の差をつけましたWRC2で初勝利を挙げた今の気持ちは
GM:もちろん最高の気分だ。最終日はかなりトリッキーでリスクもあった。午前中のタイヤ選択が良かったことも幸いしたが、同じタイヤ選択をしたテーム・スニネンたちと差をつけなければならなかったので、最後から2番目のステージではかなりプッシュして、最後のステージはコントロールすることに集中した。

RALLY JAPAN

Q:リスクがあったとのことだが、ステージをフィニッシュした時は、あらゆるリスクを冒したとコメントしていた。観ている方も手に汗を握るような走りでしたが、コントロールできていたのか
GM:危ない場面は何度かあった。正直に言うと自分たちは表彰台、たぶん2位あたりを目指して争っていたつもりだったが、自分たちが選んだタイヤが有利だということが分かってからはタイムを取り返そうとした。そしてステージを終えて、あまりに速いタイムで驚いたよ!

Q:最終のパワーステージの前は、かなり緊張したか
GM:プレッシャーはいつも感じているし、ほかのいつものステージと同じ。そうすればすべて上手くいく。

Q:マウロ、今シーズンのWRC2マスターズカップ参戦は素晴らしいものになった。モンテカルロとエストニアで優勝、2位にも何度も入り、非常に安定したシーズンで、最終的にタイトルを獲得した。結果には満足しているか
MM:もちろん。日本でタイトルを獲得できてうれしいよ。ステージだけでなく、訪れた先でも日本の人々は素晴らしかった。

RALLY JAPAN

Q:タフなラリーだったが、このようなステージをこれまでに見たことはあるか
MM:イタリアにも似たようなステージはあるし、あるいはもっとタフなステージもあるから慣れている。ただ、3日間を通してすべてのコーナーで石やカット、側溝がないかを常に探し続けていたので、最後に雨が降ってきた時には「行くしかない」という言葉しか出てこなかった。

Q:パワーステージは素晴らしい走りだった。額に入れて壁に飾りたくなるようなタイムだ
MM:このように選手権を戦えたことに満足している。ただ、チャンピオンになるために最終ステージをゆっくり走るのはあまりうれしいことじゃないけどね。

Q:来年に向けてこの成功は何を意味するのか、次に何を目指すのか
MM:WRCを続けたいことはハッキリしているし、こうしたラリーを走り続けたい。正直、選手権で走ったことのないラリーがまだたくさんあるから、経験を積んでいきたいと思う。いろいろと確実でないところもあるので、この話題ついては近いうちにまた話したい。

Q:トクスポーツWRTは、チームトロフィーも獲得し、チームにとって素晴らしい一年となった。どのように総括するか
JW:まずはここに座っているウィナーの皆さん、そしてパワーステージを勝利したマウロ、おめでとう。WRC2は誰にとってもタフな戦いだった。ジャーナリストやカメラマンにとっても長いシーズンだっただろう。我々はルノー・クリオでERCにも参戦している。数多くのイベントがあったが、シュコダ・モータースポーツとともにベストな準備をしようと頑張っているし、非常に才能のあるドライバーが揃い、今年のドライバーズラインナップには満足している。タイトルはタイトルだ。じっくり味わいたい。エストニアのラリーから安定した力強いパフォーマンスで、フィンランド、ギリシャと続き、ドライバーはWRC2チャンピオンになるために戦ってきて、多くの人の協力があってこの結果を出すことができた。感謝したい。

RALLY JAPAN

Q:トクスポーツWRTは、年々、安定感が高まっているようだ。サービスパークでも、チームのマシンが多くを占めています。来年の予定は
JW:今年は最大で、サルディニアで7台のシュコダを参戦させた。楽にできることではない台数だが、自分たちのベストを尽くし、一歩一歩成長している。来季は新型のシュコダ・ファビアRSラリー2で参戦するので、モンテカルロからいい成績を残し、シーズンを通して続けていきたいと思っている。



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