全日本ラリーJN1&JN2クラスを対象とした「JRCA PRIZE」制定 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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全日本ラリーJN1&JN2クラスを対象とした「JRCA PRIZE」制定

 

 JRCアソシエイション(JRCA)は、2010年の全日本ラリー選手権に対して、JRCA独自の賞典として「JRCA PRIZE(ジェイ・アール・シー・エー・プライズ)」を制定した。

 目的は、全日本ラリー選手権の新クラス区分であるJN1、JN2クラス参加者の増加促進、および不成立の場合でも当該クラス車両選手の参加意欲の促進を図るため。JN1クラスおよびJN2クラスの参加チームは自動的に対象となる。

 クラスの参加台数や成立、不成立(3台でクラス成立)に関わらず、上位のドライバーに対してポイントを与え、合計得点順に上位3位までのドライバーのチームに各シリーズ賞を与える。(同点の場合の優先順位は別途定める)

 ポイントは、1位10点、2位7点、3位5点、4位3点、5位1点。

 対象となるイベントは以下のとおり地域ごとに区分される。
・北日本シリーズ賞:北海道地区で行なわれる大会の合計を競うもの
・中日本シリーズ賞:東北、関東、中部、近畿地区で行なわれる大会の合計を競うもの
・西日本シリーズ賞:中国、四国、九州地区で行なわれる大会の合計を競うもの
・総合シリーズ賞:シリーズ全戦の合計を競うもの

 賞典の内容は、JRCAからの認定証のほか、JRCAのホームページやプレイドライブ誌、WRC PLUS誌での受賞者の発表を予定している。

 JN1クラスは、車両登録から10年以内の、排気量1300cc以下の車両に限定されたことから、2009年のJN1クラスチャンピオンマシンであるホンダ・シティやトヨタ・スターレットといった主力マシンが参戦できず、有力選手/チームの参戦が途絶えている状況だ。

 JN2は2009年までのJN1.5クラス。こちらは、三菱コルト、トヨタ・ヴィッツ、ホンダ・フィット、マツダ・デミオといった現行のコンパクトマシンが主力だが、今季は三菱勢の参戦が大幅に減少している。

 とはいえ、今年はクラス区分の移行期間でもあり、参戦体制が整わないチームも多い。JRCAとしてこれから参戦を目指している選手やチームへの励みとなるだろう。

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