WRCエストニア:ロバンペラ「こことフィンランドはトップを狙う」イベント前記者会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCエストニア:ロバンペラ「こことフィンランドはトップを狙う」イベント前記者会見

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRCエストニア、シェイクダウン終了後に行われたイベント前カンファレンスの内容(抜粋)。昨年、自身が史上最年少でWRC勝利をマークした舞台に、今年は選手権リーダーとして戻ってきたトヨタのカッレ・ロバンペラは、高速グラベル2戦で勝利を重ねる意欲をストレートに明かした。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
オィット・タナック=OT(ヒョンデ・シェル・モビスWRT)
クレイグ・ブリーン=CB(Mスポーツ・フォードWRT)
エサペッカ・ラッピ=EP(トヨタ・ガズーレーシングWRT)
カッレ・ロバンペラ=KR(トヨタ・ガズーレーシングWRT)

Q: カッレ、昨年、WRC初優勝をマークした舞台に戻ってきた。あの勝利をどのように振り返るか。この12カ月間の間に、何を学んできたと思うか
KR:すべてを挙げるのは不可能だと思うが、あれ以来、それまで経験したことがない状況にたくさん直面したし、それによって強くなり新しい経験を積むこともできた。

Q: 今回の目標は。また頂点に立つことを目指すか
KR:もちろん、常にそれを目指している。こことフィンランドは、かなり自分と相性がいいと思うので、できる限り多くのポイントを狙うよ。

Q: 今年のルートはいくつか変更されているが、大物泣かせのステージは土曜日の午前から今回は金曜日最初のステージに移っている。それでも慣れているステージがあることはハッピーか。雨が降った場合、路面はどれくらい変わると思うか
KR:それほどでも。逆走のセクションもあるので、ここもノートを作り替えなくてはならない。でも全体としては昨年と似ているし、どんなステージなのかは理解できているはずだ。

Q: 昨年は、あの最初のロングステージで10秒差をつけてベストタイムをマークした。今年もそれは可能か
KR:明日の午前になれば分かるよ。昨年はまったく新しいステージで、ペースノートも何もかも新しかった。今年はみんな、あのステージのことをもっと分かっているから、同じことをやるのは簡単にはいかない。

Q: 家にいる時にタイトル争いを考えたことはあるか
KR:あまり考えすぎないようにしている。家にいる時は、いつもはラリーのことはあまり考えないか、まったく考えない。これまで、それでうまくいっている。

Q: エサペッカ、今年はすでにグラベルでの速さを示している。今年初めての超高速グラベルイベント、どれくらい自信を持って迎えているか。昨年、このイベントに出なかったことは気にかかるか
EP:もちろん、今シーズンの一番の収穫は自分たちの速さがいいことだが、同時にラリーをフィニッシュすることも必要だ。

Toyota Gazoo Racing WRT

Q: プレイベントはどうだったか。何kmくらい走ったか
EP:テストでやらなければならないことがあった。高速の道でこのマシンの開発をあまり行っておらず、フィンランドで開発が始まった時、初日に走っただけ。それ以外はヨーロッパだった。かなり順調で、まずまずのセッティングを決めることができた。かなりハッピーだし、今日の2回目の走行では改善しようとしていたこともあったが、OKだよ。

Q: 新しいペースノートを加えたようだが、何を意味するのか
EP:どこでコーナーが曲がるのかは、よく見えるものじゃないから。実は、彼(ロバンペラ)のをコピーしたんだよ。彼のドライビングもコピーできたら、もっとハッピーなんだけどね。

Q:オィット、母国ラリーで過去もいい成績を収めてきたイベントだ。今年は少し変更があり、テクニカルなセクションも増えている。こうしたエリアについてどう考えるか
OT:どうかな。説明が難しいが、かなり新しい路面になった場所もある。レッキでは固そうだったので、このままであることを願うよ。それ以外に新しいセクションはあったと思うが、そのひとつは木の間を走るかなり長いところで、ちょっと特別なところだ。それ以外は、それほど変わりはない。

Hyundai Motorsport GmbH

Q:ポディウムの頂点を争う準備はできているか
OT:スムーズな路面は久しぶりで、純粋にパフォーマンスや限界まで攻めるドライビングをしたのはスウェーデン以来だから、間違いなくうれしいよ。ここでは天気が大きな鍵になるし、場所によってはさらにトリッキーになる。戦いの場としては、かなりイコールのはずだ。

Q:サルディニアでの勝利の後、マシンにはまだやるべきことが残っていると示唆していたが、それについてチームはどれくらい取り組んできたか。この週末、勝てるマシンを与えてもらったと感じているか
OT:自分自身と戦っていた部分もあるし、たくさんの部分に関してハードに取り組んできた。全体的に思うような形に準備ができていなかったし、キャンセルしたテストもあれば、実施できなかったテストもあるので、準備は万端ではない。シェイクダウンではペースを出せていたし、これでデータをチェックすることができてラリーのスタート前にさらに前進を目指せるので、ラリーでもペースが出せることを願うよ。

Q:シェイクダウンでのフィーリングはどうだったか
OT:悪くはなかった。序盤はかなりウエットだったが、それでもグリップはかなり安定していたので、最終的にはフィーリングはかなりOKだった。

Q:クレイグ、このイベントでは2回、2位でフィニッシュしている。このイベントと相性がいいようだ。この2年間参戦してきたイベントを迎えるのは、どれくらい気分がいいものか
CB:どういうわけか、この2年間、このイベントの特色は自分に合っていた。もちろん、母国のようなナローで走りやすいターマックとはまったく違う。そのようなイベントばかり走っていると、自分がやってきたイベントだけでしか、いいリザルトを収めることができない。サルディニアではやっと、難しいグラベルラリーでもいいペースが出せた。もちろん、あのようなラリーも楽しめていたが、やっと自分たちがリラックスしてやりやすいイベントを迎えるし、ステージも分かっている。ポルトガルやサルディニア、ケニアのようなイベントは、いろいろな意味で自分にはまったく新しいイベントのようなものだった。

M-SPORT

Q:ポディウムの頂点を狙えると思うか、それともそれは外野からのプレッシャーなのか
CB:例年と同じように挑むよ。全開で攻める。最初から全開で踏んでいかなければ、遅れを取っていってしまう。ある意味、不思議なラリーで、最初の1kmから踏んでいくしかないんだ。ベストを尽くすよ。このような流れるようにジャンプが出てくる道を高速で走ることは、究極の喜びを与えてくれるラリーだ。

Q:サルディニア以降、気持ちの持ち方が変わったと感じるか
CB:たぶん、サファリでかな。とにかく、リラックスしようとしていたし、いい結果を出すことだけに気を取られて、もっと大切な細かいことがおろそかになっていた。とにかくエンジョイするように努めるよ。サルディニアの時のように、サファリの時も実はそうだった。今回は心配の種は少ないが、とにかく踏み続けるだけだ。

記者席からの質問
ボー・クリステア・ボフェル(Worldrally.se、スウェーデン)
Q:カッレ、初日の走行順は先頭だが、雨が降りそうだ。これは自分にとってどうなるか

KR:雨が降る中で走行順が先頭なのは、自分たちにはいい方に働くはずだと思う。明日がイコールコンディションになることを願うよ。

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