WRCクロアチア:ジュニアWRCも波乱の結末、ラウリ・ヨーナが優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCクロアチア:ジュニアWRCも波乱の結末、ラウリ・ヨーナが優勝

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WRCクロアチアラリー(ターマック)、ジュニアWRCは波乱の末にラウリ・ヨーナが部門優勝を飾った。

Mスポーツ・フォードが製作するフォード・フィエスタ・ラリー3とピレリタイヤの組み合わせによるワンメイクシリーズは、今季から4WDマシンでの戦いとなっており、このクロアチアが今季2戦目となった。

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ラリーは序盤から、WRC3にもノミネートしている2021年ジュニア王者のサミ・パヤリとエストニアのロベルト・ビルベスが上位を快走。ヨーナはそれに続く3番手につける形でラリーの全般は進んでいた。

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初日を終えた時点ではビルベスがパヤリを0.7秒先行していたが、SS10でパヤリが首位に浮上。ビルベスがパンクに見舞われたこともあり、パヤリがリードを49.1秒に広げて最終日を迎えた。しかし、この日2本目のSS18でパヤリがコースオフし、まさかの戦線離脱。これでビルベスの勝利が確実になったかと見られたが、そのビルベスは最終ステージ前のリグループに早着するという痛恨のミスをおかしてしまい、4分のペナルティを受けてしまう。

この終盤の波乱で大差をつけて首位に浮上したヨーナは、パワーステージを部門2番手で走り切りラリー優勝を飾った。
「言葉がないよ。本当にいい週末になった」とヨーナ。
「ライバルたちがトラブルに見舞われてしまったのは不運だったが、自分たちは週末を通して賢明なドライビングで初めての勝利を獲得できたので、本当にうれしい」

ビルベスにとっては2位も悔しい結果となり、ヨーナに4分7秒7差でのフィニッシュとなった。選手権に復帰したジャン・バティスト・フランチェスキが、さらに1分20秒9遅れてポディウムフィニッシュを果たした。

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ジョン・アームストロングは序盤首位に立っていたものの、数々のドラマを乗り越えた末に4位でのフィニッシュ。金曜日にクラッシュした後、土曜日には燃料漏れでストップ。その中でも、ベストタイムを5本たたき出した。

ウィリアム・クレイトンも金曜日にコースオフしてから挽回し、5位でフィニッシュ。マクレー・キマチはSS19でダメージを負いリタイアとなった。

WRCクロアチア ジュニアWRC最終結果
1 L.ヨーナ(フォード・フィエスタ・ラリー3) 3:07:24.9
2 R.ビルベス(フォード・フィエスタ・ラリー3) +4:07.7
3 J.フランチェスキ(フォード・フィエスタ・ラリー3) +5:28.6
4 J.アームストロング(フォード・フィエスタ・ラリー3) +1:10:30.1
5 W.クレイトン(フォード・フィエスタ・ラリー3) +1:12:55.6



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