WRCラリーニュージーランド、ウォーターフロント拠点の設定を発表 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCラリーニュージーランド、ウォーターフロント拠点の設定を発表

©2022 Rally New Zealand 2020

今季のWRC第11戦として9月29日〜10月2日に開催を予定しているラリーニュージーランドの主催者は、3月24日にローンチイベントを開催。ここで、2012年以来となる選手権復帰イベントの拠点を同国北島オークランドのウォーターフロントに置くことを発表した。再開発されたウインヤード・クオーターに、サービスパークとラリービレッジを設置する。

オークランドのビル群も眺めることができるウインヤード・クオーターは、様々なイベントが開催されるオークランド近郊の人気スポット。有名なヨットの係留地、バイアダクトハーバーに近いこの区画はウォーターフロントの西端にあり、かつてガソリンや化学物質の貯蔵施設があった後、ヨットレースのアメリカズ・カップ開催のためレジャーや商業エリアに改修。2021年にもアメリカズ・カップが開催されている。

ラリーニュージーランドのCEO、マイケル・ゴールドステインは、ウォーターフロントがサービスパークの壮大な背景として演出してくれるだろうと述べている。

「このイベント実現のために5年間を費やしており、WRCをニュージーランドに呼び戻すために、並々ならぬ努力と議論を重ねてきた」とゴールドステイン。
「素晴らしいイベントを開催し、ファンのみなさんにラリーをお届けするためにあらゆる手段を講じているところ。今日、ネーミングスポンサーとしてレプコが就任したこと、そしてウインヤード・クオーターにサービスパークとレプコ・ラリービレッジを設置することを発表できて、とてもうれしく思う。オークランドのウォーターフロントの象徴でもある場所を拠点にすることで、ラリーファンのみなさん、海外からの訪問客、そのほかより多くの人々がWRCというショーにアクセスしやすくなる」

オークランドのフィル・ゴフ市長は、パンデミックの影響でニュージーランドの国境が2年以上も閉鎖されてきた中、オークランドに国際的な大イベントが戻ってくるのを見るのは素晴らしいことだと語った。

「WRCでは、何千人もの関係者や観光客のみなさんが街の中心部に集まることになり、国境閉鎖の影響を受けているビジネスにとって、歓迎すべき後押しとなるだろう」とゴフ市長。
「観客、クルー、チーム関係者は、ラリー自体を楽しむだけでなく、オークランド独自のおもてなしや素晴らしいウォーターフロントのダウンタウンも満喫していただけると思う」

ニュージーランドを代表するラリードライバーで、今季WRC2参戦を表明したばかりのヘイデン・パッドンもこのローンチイベントに出席した。なお、ラリールートの詳細について主催者は、数週間のうちに発表するとしている。

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