全日本ラリー丹後:シリーズ再開へ「今年だけでなく今後にもつながっていく話」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

全日本ラリー丹後:シリーズ再開へ「今年だけでなく今後にもつながっていく話」

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第2戦新城ラリー以来の開催となる第5戦ラリー丹後は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策を講じながら無観客での開催となった。主催者クラブであるシンフォニーオブ京都の代表、船越潤氏に聞いた。

「地元の方々も心配されると思いますし、まずは我々としてなにができるか、というところから始めました。予算も限られたなかですが、できることをピックアップして実施しています」

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大会の主な感染対策としては、下記を実施するとしている。
・関係者は問診票を記入のうえ、医師によるメディカルチェックを受けること。
・開会式およびドライバーズブリーフィングは行わない。
・オフィシャルはマスクおよびフェイスシールドを着用。
・TCカードの受け渡しは行わず、ホワイトボード等で提示し選手が自ら記入。
・車検はすべてのシャッターを開けて換気をする。
・サービス員を含む、サービス会場に入る人間の情報(名前、連絡先)を報告する。
・リエゾンではマスク着用、スペシャルステージ内ではバラクラバ帽を着用。
・セレモニアルスタート、セレモニアルフィニッシュの儀典は行わない。
・表彰式および閉会式は行わない。

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「難しかったのは、金曜日の関係者受付時にメディカルチェックのための医師を確保することでした。皆さん勤務医ですので、病院を休まなければならない。もともとラリーに来ていただく予定だったのですが、それを早めてもらいました。金曜日に診察の予約が入っていたそうなのですが、患者の方全員に連絡していただいて、休診の許可とご協力をいただきました」

開催延期を明らかにしたのは4月のことだ。JAFによる『新型コロナウイルス等感染防止対策に係るお願い(2020年4月7日版)』を受けて判断を下した。

「開催時期については主催者同士でも話をしました。当初は収まっているかなと思ったでのすが……。ニュースを見る毎日が葛藤でしたね。移動制限などがかけられたら中止かなと思っていたのですが、幸いそれは出ていませんし、関係者も含め問診票もちゃんと書いてもらいました。問診票を書いてもらうことで、日常生活でも配慮していただけたのかなと思います。関係者全体に協力してもらわないとなかなか難しい。今日(7月31日)問診しても発熱した方などはなかったようなので、その点は良かったです」

今大会はシリーズ再開初戦ということで大きな注目の集まるラリー。全参加台数は87台と数も多い。船越氏は、大きな事故なく無事に大会を終わらせることに注力したいとしている。

「今年だけでなく今後にもつながっていく話です。京丹後市が非常に協力的で、色々なことを提案していただいたり、協力していただいたりしています。なにか起きるとせっかくのフィールドがなくなってしまうので、無事に終われば主催者としては一番安心ですね」

新城に続いての無観客開催。ファンに向けてひと言コメントを求めると、次のような答えが帰ってきた。

「ダイジェストをYouTubeで流しますが、すでに予告編で多くのアクセスをいただいてうれしく思っています。今年はそういうかたちでファンの皆さんにはお届けすることになりますが、来年以降コロナウイルスが収まって、多くのギャラリーの皆さんに来ていただけるような大会につなげられたらと思っています」

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