第5戦アルゼンチン2日目:シトロエン勢が1-2 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

第5戦アルゼンチン2日目:シトロエン勢が1-2

 

 アルゼンチンの競技2日目はコルドバの北側に全部で5本のSSが展開された。SS3とそのリピートステージであるSS5は全長51.88kmと距離が非常に長く、SSの合計距離は1日だけで197.96kmにも達する。

 本来ならば午前7時28分にオープニングのSS2がスタートする予定だったが、SS2の後に設定されるリフューエルゾーンに給油用のトラックが故障で到着しないというトラブルが発生。SS2はスタートが約1時間後方にずらされた。
 先頭ランナーは降雨を予想し先頭走者を志願したローブ。路面は湿りルーズグラベルの影響はあまりなくローブの読みはひとまず当たった形だ。ローブはSS2でベストタイムを刻み2位に浮上。セカンドベストで首位を守ったペター・ソルベルグとの差を8.3秒としたが、その後は滑りやすい路面に苦戦し、珍しく何度もスピンをきっし4位にポジションを落とした。
 SS4では好調な走りを続けていたソルベルグがステアリングアームを破損。まさかのデイリタイアとなってしまった。1日の最後を締めくくるSS6ではヒルボネンがトップタイムで、2位に留まりながらも1位ローブとの差を0.1秒差に縮めピタリと背後についた。
 僅差で首位を守ったローブは「とても長い1日だった。いくつかミスを犯したが、こうしてトップに立っているのだから悪くはない。明日もミッコとの激しい戦いが続くだろう」と、コメントした。

 ソルベルグが消えフォードの期待を背負う助っ人のソルドは、最終のSS6でハードタイヤを使いシトロエン勢に一気に大きく離された。本数が少ないソフトタイヤを翌日以降に温存するチームの方針に従った結果だが、3位ソルドと2位ヒルボネンの差は12秒から33秒に広がってしまった。
 4位にはマッズ・オストベルグ、5位にはナッサー・アル‐アティヤがつける。そして6位マルティン・プロコップに続く7位には、フォルクスワーゲン・チームからS2000マシンのシュコダ・ファビアで出場するアンドレアス・ミケルセンが入った。



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