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WRC2のタイトル争いが激化の予感? カエタノビッチとルーベの参戦が決定

©KAJETAN KAJETANOWICZ PR

ポーランドのベテラン、カエタン・カエタノビッチと、ピエール・ルイ・ルーベがWRC2選手権にエントリーすることを発表した。今季はR5のワークス勢に向けてWRC2プロ選手権が創設されているが、プライベーター対象のWRC2選手権もタイトル争いが激化しそうな気配を見せてきた。

カエタノビッチは、2015年からヨーロッパ選手権を3連覇している強豪。昨年はWRC2にスポット参戦していたが、今季は7戦のプログラムを組み、フル体制で世界タイトル獲りに挑む。

現在39歳のカエタノビッチにとっても、今季は初めて挑むイベントも少なくないが、マシンも2004年以来慣れ親しんだフォード・フィエスタR5から、オーストリアのBRRがプリペアするフォルクスワーゲン・ポロGTI R5にスイッチ。心機一転で臨むシーズンとなる。コ・ドライバーはマチエク・シュチェパニアクが務める。3月28日に開幕するツール・ド・コルスが初戦となるが、残り6戦の参戦イベントはまだ明かされていない。

一方、コルシカ出身22歳の若手、ルーベも、ツール・ド・コルスから今季のプログラムを開始する。2015年にJWRCで世界の舞台にデビュー。その後、WRC2に3シーズン挑戦しており、今季が5シーズン目となる。

ERC / Gregory Lenormand / DPPI

これまでシトロエン、フォード、ヒュンダイとR5マシンを乗り継いできたルーベだが、2019年は2Cコンペティションがプリペアするシュコダ・ファビアR5をドライブする。コ・ドライバーは、長年の相棒ビンセント・ランダイスが務める。コルシカの後は、ポルトガル、イタリア、フィンランド、ドイツ、GB、スペインに参戦する予定。30年前にはランチア・デルタ・インテグラーレでERCタイトルを獲得しているイブ・ルーベを父に持つルーベは、さらに併行してERCへの参戦も表明しており、3月のラリーアゾレス、5月のラリーイズラズカナリアスへのエントリーが決まっている。

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