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ポロGTI R5初のカスタマー供給、BRRが2台体制でERC参戦へ

©Volkswagen

オーストリアの強豪、ライムンド・バウムシュラッガー率いるバウムシュラッガー・ラリー&レーシング(BRR)は、2019年のヨーロッパラリー選手権にフォルクスワーゲン・ポロGTI R5で参戦することを表明した。WRCスペインで、フォルクスワーゲン・モータースポーツが実戦デビューさせたポロGTI R5だが、カスタマーチームによる具体的な参戦プランが明かされたのは、これが初めて。BRRは、12月1日にチェコで行われるプラハスプリントでの実戦デビューを予定している。

「ERCのために、2台のポロGTI R5を既に確保してある」 と語るバウムシュラッガーは、オーストリアでは通算14回に渡ってチャンピオンに輝いており、ポロGTI R5のテストドライバーも務めてきた。

「サードカーでの体制にも興味を持っている。フォルクスワーゲンとの連携に満足を見せているたくさんのカスタマーから、多くの問い合わせを受けている。フォルクスワーゲンが、カスタマー向けのラリーマシンを供給してくれるようになって、みんなが喜んでいる」

ターマックとグラベル、各4戦ずつのERC参戦を予定しているBRRは、両路面用のコンポーネンツも発注済みだという。2019年のERCは、3月21−23日のアゾレスラリーで開幕する予定だ(FIAの承認待ち)。

「自分たちにとって、スペアパーツの供給が完璧に行われることは、とても重要だ」とバウムシュラッガー。
「その点においても、フォルクスワーゲン・モータースポーツを絶対的に信頼している」

また、フォルクスワーゲン・モータースポーツでは、2018年中にさらに10台のポロGTI R5の供給を予定しており、2019年はおよそ30台の製作が計画されているという。



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