WRC第10戦GB ラトバラ、デイ2をリード – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRC第10戦GB ラトバラ、デイ2をリード

 

 ラリーGB競技2日目のメインステージは、カーディフの北約100kmに展開するミリタリーエリア。そして、1日の最後にはカーディフの東側にある有名なゴルフ場「ケルティックマナー」でターマックステージが行われる。SSは全部で7本、その合計距離は95.36kmと、前日よりも競技区間は短い。前日に降った雨で路面はかなり湿り気を帯び柔らかくなっている。

 視界不良のなかスタートしたSS7ではマッズ・オストベルグが、2009年のアクロポリス以来となるベストタイムを記録。2位にヤリ-マティ・ラトバラが続いた。「路面はかなりドロドロでとても滑りやすい。おまけに霧で視界が悪く運転しづらいよ」と走行コンデイションを嘆いた。

 続くSS8では今ひとつだったシトロエンのセバスチャン・ローブがこのラリー初のベストタイム。「決してベストな走りではないがドライのほうがタイムが出るようだ」と冷静に分析。総合2位ペター・ソルベルグとの差を7.9秒差に縮めた。

 SS9の名物ステージ、ハーフウェイは、得意とするラトバラが7回目のSSベストを刻んだ。2番手タイムは3位ローブで、2位ソルベルグとの差は一気に3.2秒にまで縮まった。一方、チームメイトのミッコ・ヒルボネンは不調が続く。「これ以上は無理なほど攻めているのにタイムが出ない」と、珍しく苛立ち言葉を荒げるヒルボネン。SS9終了時点で首位のラトバラから1分8秒9遅れの5位に沈んでいる。

 午後のループステージは、上位5選手はソルベルグをのぞく4名がスペアタイヤを2本搭載してステージにのぞんだ。

 タイヤ1本分の軽量化か、SS10ではソルベルグがベストタイムをマーク。3位ローブとの差を6.5秒に広げた。フィエスタRS WRCはフロア下部、室内の計2本のスペアタイヤを搭載できるが、室内2本積みとした際のハンドリングバランスが良くないというドライバーも多い。ソルベルグはパンクのリスクを承知したうえで、あえて1本積みを選んだのだ。

 しかし、ラトバラと2位ソルベルグの差は22.1秒に拡大。ペターも3位ローブとの差を広げにかかる。
「ラトバラは速いね。追いつくのはちょっと難しそうだ」とローブ。

 そして、約3kmと短くもトリッキーなこの日の最終ステージではラトバラがローブに1.9秒差をつけベストを記録。総合では2位ソルベルグに24.5秒差をつけ首位を堅守した。

「難しい1日だったがうまくまとめることができた。ただし2位以下との差はそれほど大きくないから明日も集中力を高めて戦う必要がある」とラトバラ。

 ローブとの差が6.4秒差に縮まった2位ソルベルグは「ヤリ-マティは素晴らしかったね。僕もこのポジションを最後まで守りきる」と、フォードの1ー2フィニッシュ実現に向けて気を引き締めた。

 3位ローブは首位から30.9秒遅れ。ローブを19秒差で4位オストベルグが追う。5位ヒルボネンはトップとの差が1分22.4秒に開き表彰台も難しい状況だ。以下、6位オット・タナク、7位エフゲニー・ノビコフとMスポーツ・フォードの2台が続いている。

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