WRCフィンランド:競技3日目、首位のタナクがリードを拡大 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフィンランド:競技3日目、首位のタナクがリードを拡大

©TOYOTA

WRC第8戦フィンランドは競技3日目のSS19までを終えて、トヨタのオット・タナクが首位を守っている。2番手にはシトロエンのマッズ・オストベルグ、3番手にはトヨタのヤリ‐マティ・ラトバラという順位。オストベルグとラトバラの差は5.4秒という僅差となっている。また4番手にはエサペッカ・ラッピ(トヨタ)が浮上。5番手のヘイデン・パッドン(ヒュンダイ)と9.0秒差で順位争いを展開している。

競技3日目に行われたのはSS12〜SS19の8SS、142.86kmだ。最初のSS12から快走を見せたのは首位のオット・タナク。23.92kmのSSでラトバラとオストベルグをそれぞれ8.5秒引き離すベストタイムで首位の座を固めていく。タナクは続くSS13、14、15でも一番時計を刻み、午前中のループをすべてトップでまとめ、サービスへと帰還。この日スタートの段階で5.8秒だった2番手オストベルグとの差は、午前中のループを終えた時点で23.4秒にまで広がっていた。午前中最後のSS14では総合6番手につけていたラッピがMスポーツ・フォードのテーム・スニネンを捉えて総合5番手にポジションを上げている。

Red Bull

午後のループに入ってもタナクの勢いはとどまるところを知らず、SS16でもベストタイムをマーク。ラトバラとオストベルグも食い下がるものの、その差は少しずつ拡大していく。続くSS17では、ラッピがベストタイム。タナクは2.4秒差の3番手タイムでまとめたが、この時タナクのヤリスWRCにはパワーステアリングのトラブルが発生していた。マージンを得たことに加え、パワーステアリングの影響もあり、タナクは慎重なドライビングにシフト。それでもSS18で3番手タイム、SS19では2番手タイムという好結果で、首位を守ったままこの日を走り切っている。

後続では総合2番手につけるオストベルグがタイヤの磨耗に苦しみ、午後のループではSS4番手タイムがやっとという状況で、タナクとの差は39.0秒と大きく拡大。さらにスペアを2本搭載していることもあり、背後から迫るラトバラに(ラトバラはスペア1本)成す術なく差を詰められてしまった。この日すべてのSSを終えた段階で、総合3番手ラトバラとの差はわずかに5.4秒。最終日は2番手争いからも目が離せなくなりそうだ。

HYUNDAI

総合4番手のラッピは、SS18でのベストタイムでヒュンダイのヘイデン・パッドンを逆転し、さらにSS19でも一番時計。パッドンとの総合タイム差を9.0秒とした。ラッピはこのまま4番手の座を確実なものとしたいところだが、パッドンにとってもヒュンダイ勢最上位としての存在感を見せるチャンスでもある。

また、WRC2のトップにつけていたカッレ・ロバンペラはSS18でサスペンションを破損し大きくタイムロス。代わってシュコダ・ファビアR5に乗る地元エーリク・ピエタリネンがWRC2のトップに立っている。

競技最終日はSS20〜SS23の4SS。ふたつのSSを2回ずつ走行する合計45.72kmだ。3段ジャンプで有名なルーヒマキが最終パワーステージとなる。オープニングのSS20は日本時間29日14時38分スタート。

M-SPORT


WRCフィンランド SS19終了時点 暫定結果
1. オット・タナク/マルティン・ヤルベオヤ トヨタ・ヤリスWRC 2:13:18.2
2. マッズ・オストベルグ/トルステイン・エリクセン シトロエンC3 WRC +39.0
3. ヤリ‐マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ トヨタ・ヤリスWRC +44.4
4. エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム トヨタ・ヤリスWRC +1:20.6
5. ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル ヒュンダイi20クーペWRC +1:29.6
6. テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ フォード・フィエスタWRC +1:45.1
7. セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア フォード・フィエスタWRC +2:07.6
8. エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット フォード・フィエスタWRC +2:17.9
9. クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン シトロエンC3 WRC +2:56.4
10. ティエリー・ヌービル/ニコラ・ジルスール ヒュンダイi20クーペWRC +3:34.5



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