WRCスペイン:デイ1はオストベルグがリード – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスペイン:デイ1はオストベルグがリード

 

競技初日、11月9日(金)はグラベルセクションがその大部分を占める。マシンは15インチグラベル用タイヤを装着する完全なグラベルスペック。足まわりのセッティングも完全なグラベル仕様となる。

 初使用のSS1、そしてSS2とそのリピートのSS4はすべてグラベル。全長約44kmの超ロングステージ、SS3とそのリピートのSS5は途中に短いターマックセクションが含まれる。そして、サロウの海岸沿いにある公園内に設けられたニューステージも砂地のグラベルとターマックが混在するミックス路面だ。

 SS1から予想よりもかなり激しく雨が降り始め、路面はあっという間に水びだし。しかし、雨あしがさらに強まり嵐のような天候となったSS2では状況が大きく変わった。マシンが通過するごとに深さを増すわだちには水がたまり、路面も泥濘化。出走順が後ろの選手たちにとっては厳しい路面コンディションとなった。9番手スタートのティエリー・ヌービル、10番手スタートのソルベルグは、このSS2で走行続行不可能に。

「深い水たまりとなったワダチの中に石が隠れていて、突然強い衝撃を感じた。そして、左フロントサスペンションが壊れてしまった。とても危険な石だったから、コ・ドライバーのクリス・パターソンに頼みコースサイドで他の選手たちに注意を喚起した。運が悪いとしかいいようがないよ」と、悲痛な表情で状況をふり返るソルベルグ。これで選手権3位争いからも完全に脱落してしまった。

 さらにフロントにハードタイヤ、リヤにソフトタイヤのラトバラはスピンで大幅にタイムをロス。しかし、4輪ともソフトのシトロエン勢も奮わずヒルボネンが3位、ローブは4位。7番手スタートのオット・タナクが首位となり、6番手スタートのマッズ・オストベルグがハードタイヤを履きながらも2位に浮上したが、続くSS3でタナクが2位に下がり、オストベルグがトップに立った。

 サロウでのサービスをはさんで始まった午後のSS4は、「このようなスリッパリーな道はけっこう好きだ」というエフゲニー・ノビコフが最速タイム。ロングステージの2走目となるSS5ではローブがステージベストをマークし、首位オストベルグに次ぐ2位にポジションを一気に上げた。2kmと短いSS6ではヒルボネンがベストで、そのすぐ後にスタートしたローブは突然降り始めた雨でタイムがのびず7番手タイムに終わった。この日はオストベルグが2位ローブに27.2秒差をつけ首位で1日を締めくくった。ターマックSSではローブに打ち勝つことは容易ではないが、オストベルグにとっては今季2勝目を、今度こそ実力で勝ち獲るビッグチャンスだ。3位ラトバラは47秒後方。4位ヒルボネンは1分2秒6離れている。「少なくとも2位には入りたい」とオストベルグは控えめに語った。

 このあとマシンはサロウのサービスパークで75分間の間にターマック仕様へとコンバートされ、長くて厳しい1日がようやく終わった。



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