WRCメキシコ:デイ1でオジエが快走 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCメキシコ:デイ1でオジエが快走

 

 第3戦ラリーメキシコは、デイ1のSS13までを終了。本格的なグラベルロードでのラリーは今シーズン初めてとなる。
 注目はやはり前戦スウェーデンでシーズン初勝利をモノにしたフォルクスワーゲン。しかし、フォルクスワーゲンのふたりは予選でハードコンパウンドのタイヤを履いたため、セバスチャン・オジエが9番手スタート、ヤリ‐マティ・ラトバラが7番手スタートとなり、予選トップで13番手スタートをチョイスしたミッコ・ヒルボネンと比べやや不利な出走順に甘んじた。

 グラベルロードでの戦いが始まった金曜日、オープニングとなるSS3ではいきなり波乱が起きた。ラトバラがスタート後3コーナー目でダストに視界を奪われ岩にヒット、足回りを損傷していきなりの戦線離脱となってしまったのだ。また、Mスポーツのエフゲニー・ノビコフもECUにトラブルを抱えて途中でストップ。ECUを交換してなんとかステージをフィニッシュしたものの、8分もの遅れを背負い込み出だしから厳しい戦いを強いられることになった。
 このSS3をトップで制したのはオジエ。2番手には5秒差でMスポーツのマッズ・オストベルグがつけ、3番手にティエリー・ヌービル、WRカー最終走者のヒルボネンは4番手タイムに落ち着いた。

 SS4ではオストベルグが渾身のベストタイムをたたき出してオジエをわずかに逆転、総合首位を奪った。オストベルグは続くSS5でも一番時計を刻み、オジエを引き離しにかかる。しかしこの日最長ステージとなるSS6 El Chocolate(31.25km)でオストベルグはマシンの違和感を覚えペースダウン。SS6でベストタイムを刻んだオジエにふたたび逆転を許し、SS7までを終えた段階で総合首位のオジエに12.9秒差をつけられてしまった。以下3番手に18.2秒差でヒルボネン、4番手は26.1秒差でヌービルというオーダーでラリーは午前中のループを終えた。

 午後のステージはSS8をオジエ、SS9とSS10をオストベルグ、SS11をオジエと、ふたりが互いにSSトップを獲りあう展開に。しかしオジエはロングステージで速く、総合順位は入れ替わることはなかった。デイ1の最後に設けられたSS12、SS13のスーパーSSはオジエが両方ともベストタイムを刻み、最終的にふたりの差は33.0秒まで開くこととなった。以下42秒差の3番手にヒルボネン。4番手のヌービルは1分7秒1と大きく離れているため、上位争いは実質的に3台に絞られたかたちだ。

 出走順の不利を感じさせない速さを見せたオジエは「今日の展開は非常に良かったね。明日の出走順もいいポジションを得ることができた」と手応えを感じさせるコメント。総合2番手のオストベルグは「浮き沈みのある1日だったね。前を見て頑張るだけさ」と、明日に向けての気持ちを語った。
 一方、予選トップでありながらベストタイムはなしと、今ひとつ存在感を見せられなかったヒルボネンは「マシンはいいし、自分のフィーリングも悪くない。問題があるとすればオジエが速すぎることだけだ」と半ば白旗宣言。

 ラリーメキシコのデイ2は日本時間9日の23:58からスタート。30.04kmと42.17kmのロングステージが勝負どころになると目されている。

【SS13後暫定総合順位】
1:S.オジエ(フォルクスワーゲン) 1:57:46.9
2:M.オストベルグ(フォード) +33.0
3:M.ヒルボネン(シトロエン) +42.0
4:T.ヌービル(フォード) +1:07.1
5:D.ソルド(シトロエン) +2:40.1
6:N.アティヤ(フォード) +3:24.1

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