JAF、新たな国内競技「オートテスト」を導入 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

JAF、新たな国内競技「オートテスト」を導入

 

JAFは2015年6月1日発行の「JAFモータースポーツニュース No.268」において、新競技「オートテスト」を導入することを発表し、関連規則を公示した。

オートテストは、英国が起源とされるバックギヤを盛り込んだミニジムカーナ。英国では年間1000回開催されているという。

今回の導入にあたっては、「4輪運転免許証所持者の自動車運転技術の向上ならびに日常の安全運転に貢献するため」という言葉も盛り込まれており、コンペティティブな面はもちろん、運転技術の向上による安全運転の普及という側面もある。誰もが自分の愛車で参加でき、運転を楽しめるという意味で、スピード行事の中では最も気軽に誰もが参加できる競技と言えるだろう。なお、競技会の格式はクローズド、地方、または準国内競技とされている。参加にあたってはクローズドは運転免許のみ、地方または準国内は国内Bライセンスが必要となる。

参加車両は保安基準に適合したナンバー付き車両とのことで、ロールケージや安全装備の表記はない。また、参加者の服装および車両装備についても自由とされている。

コースは最大200m×200mで、レイアウトは大型乗用車などにも配慮し、ハンドブレーキを使わなくとも走行できるもの。1〜4回のバックギヤを使用すること、50mごとにマーカーを設置し、フィニッシュラインの手前25m以内にマーカーを設置し方向転換を行う、約30秒程度のコース、などが規定されている。また、今回の公示ではオーガナイザー側に向けて、参加者への配慮についても言及されている。

今後このオートテストがどのようなかたちで開催され、普及していくか注目だ。

英国のオートテストではノーマル同然のマシンや高年式のマシンも多数参加している。

また、競技性の高い選手権などでは、軽量な専用マシンでのアクロバティックな走りも披露されている。

JAFモータースポーツニュース No.268
http://jafevent.jp/ms_info/up_pdf/20150601145651_1.pdf

(プレイドライブ)



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