WRCドイツ:競技2日目を終えてMスポーツのタナクがリード – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCドイツ:競技2日目を終えてMスポーツのタナクがリード

©M-SPORT

WRC第10戦ドイツは競技2日目を終了し、Mスポーツのオット・タナクが総合首位に立っている。2番手にはシトロエンから参戦しているアンドレアス・ミケルセン、3番手はヒュンダイのティエリー・ヌービルという順位となった。

この日行われたのはSS2〜SS8の計7SS。このラリーを代表するモーゼル河岸のブドウ畑を舞台としたSSなどが行なわれたが、雨が降る難しいコンディションのもとで多くのドライバーが苦労する1日となった。

CITROEN

ラリーの出だしは総合首位が目まぐるしく変わる展開となった。SS2ではSSベストタイムを出したヒュンダイのダニ・ソルドが総合首位になるが、続くSS3ではタナクが逆転、SS4ではミケルセンがSSベストタイムをたたき出し、総合2番手のタナクに4.8秒差をつけラリーをリードすることとなった。午前中最後のSS5で、ヒュンダイのティエリー・ヌービルが一番時計を記録するも、SS3でのコースアウトが響き総合順位では5番手にとどまっている。総合首位ミケルセンと総合2番手タナクの差は4.1秒。午後のSSも、このふたりを軸にバトルが展開された。

午後のオープニングとなったSS6ではタナクがSSベストタイム。コースオフする場面もありながら、SS2番手のミケルセンに3.2秒差をつける渾身の走りを披露し、総合順位での差を0.9秒に縮めた。タナクは続くSS7でも連続ベストタイムでミケルセンを逆転。ふたりの差は4.5秒に広がった。この日最後のSS8でも、タナクはミケルセンのタイムを上まわり、総合順位でのリードを5.7秒としている。このSSはエンジントラブルから復調したトヨタのヤリ‐マティ・ラトバラが制した。

HYUNDAI

一方この日は多くのドライバーが苦戦を強いられる展開となった。優勝候補の一角であるMスポーツのセバスチャン・オジエは、SS2でコースアウト、さらにSS8でもスピンを喫してタイムロス。セットアップにも改良の余地があり、今ひとつ波に乗れていない状況だ。ヒュンダイのダニ・ソルドはSS4でコースアウトしデイリタイアを余儀なくされている。トヨタのラトバラはSS5でエンジントラブルに見舞われ総合順位を大きく下げ、チームメイトのエサペッカ・ラッピはSS7でマシンをヒットしデイリタイアを喫している。

タナク、ミケルセン、ヌービルに続く総合4番手はオジエ、5番手にMスポーツのエルフィン・エバンス、6番手にトヨタのユホ・ハンニネンという順位となっている。トップのタナクと2番手ミケルセンは5.7秒差、3番手ヌービルと4番手オジエは2.4秒差、6番手ハンニネンと7番手クレイグ・ブリーン(シトロエン)は9.8秒差となっており、競技3日目にも接近戦が繰り広げられそうだ。

TOYOTA

競技3日目はSS9〜17の9SS。名物ステージである軍事演習場“パンツァープラッテ”を利用したSSと、農道を中心としたSSが行なわれる。特にSS10/15のパンツァープラッテは、41.97kmと大会最長のSS距離を誇り、今大会の勝負どころと言えるだろう。戦車の演習場として知られるこのSSはコンクリート路面で雨が降れば非常に滑りやすくなる。道幅は広いものの、路肩にはヒンケルシュタインと呼ばれる戦車の脱輪防止用ブロックがあり、ひとたびヒットすれば大ダメージは免れない。オープニングのSS9は日本時間19日午後4時11分スタート。

WRCドイツSS8終了後暫定リザルト
1. オット・タナク(フォード・フィエスタWRC) 1:07:23.0
2. アンドレアス・ミケルセン(シトロエンC3 WRC) +5.7
3. ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +28.2
4. セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC) +30.6
5. エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC) +52.1
6. ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC) +1:14.7
7. クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC) +1:24.5
8. ヤリ‐マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC) +1:54.7
9. ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC) +2:29.5
10. ヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアR5) +3:36.2

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