WRCドイツ:デイ2はラトバラvsヌービルの首位争いが過熱 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCドイツ:デイ2はラトバラvsヌービルの首位争いが過熱

 

2日目を迎えたWRC第9戦ドイツ。金曜日のステージは20km級のミドルステージが3本設定され、それを2回走行する。モーゼル河畔のブドウ畑を舞台に、ツイスティなステージがメインとなる。

オープニングとなったSS3ではいきなり波乱が待ち受けていた。先頭スタートのセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン)が左フロントサスペンションをヒット。なんとかステージは走り切ったものの、2分以上の大幅な遅れを喫してしまい、首位の座はチームメイトであるヤリ‐マティ・ラトバラのものに。

そして、オジエは続くSS4を走り切れず、デイリタイアを決断。この時点で、オジエがドイツでチャンピオンを獲得する可能性はほぼゼロとなった。首位のラトバラは果敢に逃げを打つが、2番手のティエリー・ヌービル(フォード)がSS3〜5と3連続ベストタイムをたたき出し、じわじわとラトバラを追い詰める。

午前中のステージを終えた段階で、ラトバラとヌービルの差はわずか2.4秒。3番手には15.1秒差でシトロエンのダニ・ソルド、4番手には同じくシトロエンのミッコ・ヒルボネンが28.3秒差で続く。上位争いはこの4人に絞られた。

サービスを経て始まった午後のオープニングステージ、SS6。ヌービルはベストタイムをたたき出してラトバラにプレッシャーをかけていく。ところが、両者全開アタックを敢行したSS7ではヌービルが左後輪のホイールを破損し、ベストタイムのラトバラに軍配が上がった。デイ2最終のSS8もラトバラが踏ん張りを見せて連続ベストタイムを獲得、首位を守り切ることに成功した。

これでラリードイツは2日目を終了。トップのラトバラに7.3秒差でヌービル、3番手にはソルド、4番手にヒルボネンというオーダーになっている。

一方、WRC2はロバート・クビカ(シトロエン)が首位をキープ。2番手のエルフィン・エバンス(フォード)に8秒差をつけている。3番手のセップ・ウィガン(シュコダ)とは1分以上の差がついているため、一騎打ちの様相を呈している。

デイ3は大会最長の41.08kmという難所、アレーナ・パンツァープラッテを含む計6SS。オープニングのSS9は日本時間の15時03分にスタートする。

【SS8後暫定総合順位】
1:J.ラトバラ(フォルクスワーゲン) 1:38:04.1
2:T.ヌービル(フォード) +7.3
3:D.ソルド(シトロエン) +26.3
4:M.ヒルボネン(シトロエン) +47.6
5:M.オストベルグ(フォード) +2:12.3
6:M.プロコップ(フォード) +4:17.6



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