WRCポーランド:混乱を象徴する魔の「SS16」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポーランド:混乱を象徴する魔の「SS16」

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波乱の展開が続く、開催中のWRCポーランド。シリーズで長年チームディレクターを務めるMスポーツのマルコム・ウィルソンは「ラリー中、上位3人が揃って同じステージでトラブルを抱えるような事態は、いつ以来かな」と、その混乱ぶりを表した。

そして、その3人はすべて異なるマシンのドライバーだったのだから、さらに興味深い! 

3人のうち最初にトラブルに見舞われたのは、トヨタのヤリ−マティ・ラトバラ。トランスミッショントラブルでストップし、この時点でデイリタイアを喫した。そしてオット・タナクに3秒差をつけていたヒュンダイのティエリー・ヌービルは、左リアタイヤがパンクした状態で、このステージのほとんどを走らなくてはなず、20秒以上をロスすることになった。

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そして最後のドラマは、フォードのタナク。リヤウイングを完全に失った状態での走行を強いられた。まるで、今年のスウェーデンでマッズ・オストベルグに起きたアクシデントと同じだ。タナクは5秒近くをロスしたが、ヌービルもパンクしていたために、タナクはこのステージを終えた時点で14秒差の首位に立っていた。

しかし、新しいウイングを装着することができるまでに、2本の林道ステージとスーパーSS最後の走行が残っていたことから、タナクのリードが減って行くのは時間の問題……。SS18でヌービルに逆転を許し、3.1秒差の2番手で最終日を迎えることとなった。
(Martin Holmes)

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