WRCドイツ:波乱の続くデイ3、首位はソルド – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCドイツ:波乱の続くデイ3、首位はソルド

 

WRC第9戦ドイツは3日目を終了。この日は3つのステージを2回ループする6SSの設定だが、その中には41.08kmを誇る難所アレーナ・パンツァープラッテも含まれる。

オープニングとなったSS9、そして続くSS10と首位のヤリ‐マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン)は2番手のティエリー・ヌービル(フォード)を上まわるタイムをたたき出し、ジワジワとその差を広げていく。デイ3になって調子を上げ始めたのが総合3番手のシトロエンのダニ・ソルドだ。SS9ではデイ3から復帰したフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエに次ぐ2番手、SS10では今回のラリーで初めてのベストタイムを獲得し、徐々前を行くヌービルとの差を詰めていった。

SS11は難関パンツァープラッテ。軍演習地だけあり、路肩には戦車の脱輪防止用に埋め込まれたヒンケルシュタインというコンクリートブロックが点在している。いくらラリーカーとはいえ、ヒットしたらタダではすまない。これまで何台ものラリーカーが餌食となってきた。このステージで、2番手タイムのソルドを大きく引き離す一番時計をたたいたのはオジエ。すでに上位入賞は望めないため、パワーステージの制覇と第11戦フランスに向けたセッティングに集中している。このSS11で、トップを行くラトバラは、なんとマシンをヒンケルシュタインにヒット。運良く走行に支障はなく、2番手ソルドに続く3番手タイムでステージを完走し首位を守ることに成功した。

午前中のループを終えて、首位ラトバラと2番手ヌービルの差は14.8秒。3番手のソルドもヌービルの背後に9秒差で迫っている。

午後のオープニングとなったSS12では、先頭走者のラトバラがコースアウト。ダメージも大きく、これで万事休す。ラクにトップに立てたはずのヌービルだが、そのヌービルもエキゾーストをヒットして壊してしまい、パワーロスに苦しみながらステージをフィニッシュ。ここで2番時計を出したソルドは大幅にギャップを削り取り、ヌービルの背後1.1秒に迫る。続くSS13でソルドは渾身のベストタイム。ヌービルを0.8秒差で押さえ込んで総合首位に立った。

デイ3最後のステージは難所パンツァープラッテの2走目。しかしプログラムの合間に行なわれていたヒストリックカーのデモンストレーションイベントで、アクシデントが発生、ドライバーとコ・ドライバーが死亡することとなった。この事態を受けて主催者はSS14のキャンセルを決定。ラリーはSS13終了後の順位でデイ3を終えた。

WRC2はシトロエンのロバート・クビカとフォードのエルフィン・エバンスによる一騎打ちが展開。上位陣の脱落もあり、クビカが総合5位、エバンスが総合6位につけている。

ラリー最終日はアイテナリーどおり開催されるとのこと。

【SS13後暫定総合順位】
1:D.ソルド(シトロエン) 2:43:48.5 
2:T.ヌービル(フォード) +0.8 
3:M.ヒルボネン(シトロエン) +1:27.6 
4:M.プロコップ(フォード) +6:06.3 
5:R.クビカ(シトロエン) +7:33.1 
6:E.エバンス(フォード) +7:40.9

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