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クローニンが英国選手権フル参戦、フォードがマニュファクチャラー登録

©M-SPORT

Mスポーツは、キース・クローニンが2017年の英国ラリー選手権にフォード・フィエスタR5でフル参戦することを発表した。今季設定される全7戦に、WRCでオィット・タナックとセバスチャン・オジエが駆るフィエスタWRCにインスパイアされたカラーリングで登場。DMACKタイヤを使用する。

10年以上のキャリアを持ち、これまで3回英国タイトルを獲得しているクローニンは、英国が誇るトップドライバーのひとり。英国、アイルランドで積極的に参戦を続けながら、2013年にはWRC3で世界戦へのデビューを果たし、フィンランド戦で部門優勝を果たしている。昨年は、アイルランドのターマックタイトルを獲得した。

これまでフォードのマシンをドライブした経験はないことから、2月上旬にはローカルラリーに参戦し、フィエスタでの初参戦を3位でまとめた。この後も、英国ラリー選手権開幕までに2戦の参戦を予定している。

クローニンは「Mスポーツとともに英国ラリー選手権に挑むシーズンを楽しみにしている」とコメント。
「フィエスタR5は、まだそれほど長い時間ドライブしてはいないが、とてもワクワクしている。シーズンが開幕するまでに2戦に参戦する予定なので、早くペースをつかみたい」

一方、フォードは英国ラリー選手権にマニュファクチャラー登録しており、期待されるWRCへのマニュファクチャラー体制復活に向けてもいい予兆と捉えることができる。

フォード・パフォーマンスのシニアマネージャー、ジェラルド・クインは「フォードは、英国ラリー選手権で19回タイトルを獲得している、同シリーズで最も成功を収めたマニュファクチャラー。そのシリーズに、名ドライバーのキース・クローニンを起用して復帰することは、理にかなっている」とコメント。
「今年は、フォードがアイルランドに進出して100年目という節目の年でもあるので、ヘンリー・フォードの祖先の地元であるウェスト・コーク出身のクローニンは、今季英国選手権でフォードの名誉を守ってくれるドライバーとして最適だ」

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