親友同士がガチンコ対決のWRCランキング2位争い、先手を打つのは? – RALLYPLUS.NET ラリープラス

親友同士がガチンコ対決のWRCランキング2位争い、先手を打つのは?

©WRC.com

WRCスペイン戦が終了した時点で、セバスチャン・オジエのタイトル4連覇が確定したドライバーズ選手権。マニュファクチャラーズタイトルも、今週開催されるGBでフォルクスワーゲンが確定の可能性を高めており、注目は激戦のドライバーズ選手権2位争いに移っている。その主役となるのは、いずれもモナコ在住で一緒にトレーニングを積んでいる友人同士のライバル2人だ。

前戦スペインではクラッシュに終わったアンドレアス・ミケルセンに、3位フィニッシュを飾ったティエリー・ヌービルがポイントでタイに並んでおり、シーズンは今週のGBとオーストラリアの2戦を残すのみ。ミケルセン、ヌービルはそれぞれ今季は優勝1回、ポディウム4回。グラベルでは絶対の自信をもつミケルセンだが、ヌービルは中盤以降、調子を上げており勢いがある。

「スペインでのクラッシュで、ティエリーにポイントで並ばれてしまった。彼との2位争いは、厳しい戦いになる。もちろん、シーズンを選手権2位で終えるのが目標。今季はここまで、ティエリーと何度か接戦になっている。GBもそうなるだろう」とミケルセン。

ヌービルは昨年のGBは、2回リタイアを喫するふがいない結果に終わっており、ウェールズに向けての意欲はミケルセンと同じように高い。ミケルセンとの友情関係についてヌービルは
「一緒にトレーニングをしたり、仕事をしたりすることで、お互いに刺激になっている。ここ数戦は彼に追いついている。スペインではミスをしたのは彼だったが、次は逆かも知れない。でも2人の関係が変わる事はないよ」とコメント。

しかし、選手権2位の可能性を残しているのは、2人だけではない。ヘイデン・パッドンは2人に13ポイント、ダニ・ソルドは16ポイント差だ。さらにヤリ‐マティ・ラトバラも23ポイント差につけている。この週末は彼らの激戦から目が離せない。



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