全日本ラリー新城:勝田が2年ぶりに新城ラリーを制覇、JN4とJN1のチャンピオンが決定 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

全日本ラリー新城:勝田が2年ぶりに新城ラリーを制覇、JN4とJN1のチャンピオンが決定

©RALLY PLUS

全日本ラリー最終戦「新城ラリー2015」は11月1日、競技最終日となるデイ2の走行が行われ、初日トップの勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)が逃げ切り、第3戦以来となる今季3勝目を挙げた。また、最終戦に持ち越されたJN4クラスのタイトル争いは、シリーズポイントトップの石川昌平/石川恭啓(スバルBRZ)が3位に入賞して自身初となる全日本チャンピオンを獲得、JN1クラスは最終SSの逆転劇で今季2勝目を獲得した松田保夫/杉原慶彦(マツダRX-8)がチャンピオンを獲得した。

前日と同じく好天に恵まれたデイ2は、初日にも走行したハイスピードステージのSS鬼久保を2回、テクニカルステージのSS上平井を1回、ギャラリーステージのSS県営新城公園)を2回、新たに設定されたSSほうらいせん一念不動を2回走行する7SS(37.296km)で争われる。

JN6クラスは、初日トップの勝田がデイ2オープニングのSS11「ほうらいせん一念不動1」でベストタイムをマーク。続くSS12「上平井4」でもベストタイムを重ね、初日は9.2秒差だった2番手の新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)とのタイム差を14.0秒差に拡大する。一方、ハイスピードステージで勝負をかける新井はSS13「鬼久保4」とSS14「県営新城公園」でベストタイムを奪い、勝田とのタイム差を10.1秒に縮めてくる。テクニカルステージでベストを奪う勝田と、ハイスピードステージでベストを奪う新井という初日と同様の展開となった勝負は、勝田が8.5秒差で逃げ切り今季3勝目を挙げるとともに、VAB型WRX STIを投入して初となる優勝を飾った。また、勝田のコ・ドライバーを務めた石田は、全日本ラリーに出場して40年目で、念願の最上位クラス初優勝を飾った。2位には新井が入り、トップ2台を追い切れなかった奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションⅩ)は、トップから30.8秒差の3位でフィニッシュした。

JN5クラスは、SS1でタイヤパンクを喫し大きく出遅れながらも、その後はSS2からデイ1最終SSとなるSS10までベストタイムを重ね、初日クラス3番手まで追い上げた勝田貴元/足立さやか(トヨタ86)が、デイ2オープニングのSS11で2番手の天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツGRMNターボ)とトップの眞貝知志/漆戸あゆみ(アバルト500ラリーR3T)を捉えクラス首位に立った。その後も勝田の勢いは止まらず、SS12、13、14を連取。SS15は曽根崇仁/桝谷知彦(トヨタ86)にベストタイムを譲るものの、SS16、17で再びベストタイムを奪い、2位の眞貝に11.8秒、3位の天野に26.5秒差を付け、今季初優勝を飾った。

JN4クラスは、初日トップの横尾芳則/渡邊晴子(トヨタ86)がこの日も快走。ライバルの追従を許さず今季3勝目を獲得した。2位には、初日4番手の佐藤隆行/藤井俊樹(スバルBRZ)が、SS11で小濱勇希/馬場雄一(スバルBRZ)を捉え3番手に浮上。さらにSS11のリピートステージとなるSS15では石川を逆転し、2位入賞を果たした。また、初日のギャラリーステージでタイヤパンクを喫し、初日に6本のタイヤを使い切ってしまった石川が我慢のラリーを続け3位に入賞。自身初となる全日本チャンピオンを獲得した。

JN3クラスは、初日首位の岡田孝一/鶴田邦彦(マツダ・デミオ)がこの日もライバルを圧倒し独走。2位に2分40秒以上の大差を付け、全クラスの中で最多となる今季6勝目を獲得した。2位以降は荒れた展開となり、SS12では初日2番手の島田章/石黒祐輔(マツダ・デミオ)が、SS14では初日4番手の鷹野健太郎/尼子祥一(マツダ・デミオ)が相次いでリタイアとなったため、初日3番手の藤田幸弘/藤田彩子(マツダ・デミオ)が2位でフィニッシュ。3位には戸塚和幸/木村悟士(トヨタ・ヴィッツ)が入賞した。

JN2クラスは、初日のトップを奪った鈴木尚/山岸典将(スズキ・スイフトスポーツ)のペースが上がらず、SS15で須藤浩志/新井正和(スズキ・スイフトスポーツ)の逆転を許し2位に後退。「SS11で一気に10秒近くタイム差を縮めることができたのが大きかった」という須藤が、今季2勝目を飾った。

最終戦までタイトル争いが持ち越しとなったJN1クラスは、2位以下を大きくリードしていた中村晃規/古川智崇がギャラリーステージの最終SSでまさかのコースアウト。3位以上でチャンピオンが確定する松田が優勝を奪い、全日本タイトル獲得に華を添えた。70歳になる松田は大庭誠介が持っていた全日本ラリー最年長チャンピオン記録を大きく更新した。また、2位には水素燃料電池車のトヨタMIRAIで出場した国沢光宏/木原雅彦が入賞した。

■最終結果
JN6クラス
1.勝田範彦/石田裕一 ラックSTI名古屋スバルDL WRX 1:13:02.5
2.新井敏弘/田中直哉 富士スバルアライモータースポーツWRX +8.5
3.奴田原文雄/佐藤忠宜 ADVAN-PIAAランサー +30.8
4.福永 修/鈴木 裕 オサムファクトリー・DL・CZ4A +1:21.0
5.炭山裕矢/保井隆宏 ADVAN CUSCO WRX-STI +1:47.6
6.横嶋 良/木村裕介 DL☆DEXLガルフ☆NETインプレッサ +3:55.2

JN5クラス
1.勝田貴元/足立さやか TOYOTA GAZOO Racing 86 1:17:40.3
2.眞貝知志/漆戸あゆみ ABARTH500RallyR3T DL +11.8
3.天野智之/井上裕紀子 豊田自動織機・ラックDLヴィッツGRMN +26.5
4.山口清司/竹原静香 jmsADVANエナペタル久與86 +44.4
5.柳澤宏至/中原祥雅 ADVANクスコRALLY+208GTi +1:09.4
6.新井大輝/Phil Hall TGR Vitz GRMN Turbo +2:00.2

JN4クラス
1.横尾芳則/渡邉晴子 諏訪姫PLUMレーシングBS86 1:18:19.3
2.佐藤隆行/藤井俊樹 ビルシュタインMoty’s DL BRZ +1:08.2
3.石川昌平/石川恭啓 ARTAオートバックスBRZ +1:14.6

JN3クラス
1.岡田孝一/鶴田邦彦 キーストーンナビゲーターDLデミオ 1:22:32.3
2.藤田幸弘/藤田彩子 ADVAN BRIG エムスポーツデミオ +2:40.7
3.戸塚和幸/木村悟士 PLUM ARK KUMUHO Vitz +3:28.6

JN2クラス
1.須藤浩志/新井正和 スマッシュBRIGコマツスイフト 1:23:04.6
2.鈴木 尚/山岸典将 スマッシュDLitzzコマツスイフト +8.1
3.高橋悟志/箕作裕子 ミツバWMDLラックマジカル冷機ヴィッツ +1:13.7

JN1クラス
1.松田保夫/杉原慶彦 SRS-DL-RX8 1:28:34.9
2.国沢光宏/木原雅彦 未来 +3:12.5



RALLY PLUS