WRCオーストラリア:事前情報 南半球の特徴豊かなグラベル戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCオーストラリア:事前情報 南半球の特徴豊かなグラベル戦

©VOLKSWAGEN

WRCのタイトル争いは早くも佳境。第10戦の舞台となるのは、南半球オーストラリアの赤土グラベルだ。

■プレビュー
FIA世界ラリー選手権は、第10戦目を南半球オーストラリアに舞台を移す。ニューサウスウェールズ州の海岸リゾート、コフスハーバーが拠点となるラリーオーストラリアは、高速・テクニカルなグラベルステージ。景観豊かな林道とオープンな郊外に設定されるステージは今季、1/4程度が新設となったが、選手権の中でも最もコンパクトなルート構成のひとつだ。

ドイツでポディウム独占を決めたフォルクスワーゲン・モータースポーツは、このオーストラリアでドライバーズ、コ・ドライバーズ、マニュファクチャラーズと全3タイトルを決める可能性が浮上している。ドライバーズ、コ・ドライバーズタイトルに可能性を残しているのも、フォルクスワーゲン勢のクルーに絞られているが、中でもセバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシアが筆頭候補だ。

WRC2のタイトル争いも継続中。現在首位につけるのはナッサー・アルアティヤだが、ポイント差の迫るライバル5名のうち、今回は2名しかエントリーしていないため、リードを広げるビッグチャンスとなる。

土曜日のSS10(Valla 1 、7.94km),日曜日のSS14、SS16(Wedding Bells,9.23km)はテレビで生中継が行われる。またSS16はパワーステージに設定されている。

VOLKSWAGEN

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■2015年ルート
9本のステージのうち、昨年と全く変更がないのは、Wedding Bellsの1本のみ。4本には、微調整が行われている。さらに4本は新設。うちUtungan、Bakers Creek 、Northbankは金曜日に設定。 日曜日のSettles Roadも新設だが、2013年にはシェイクダウンで使用しており、今回はその逆走での設定となる。土曜日には50.80kmのロングステージ、Nambuccaを2回走行する。

■ラリーデータ
開催日:2015年9月10-13日
本拠地:コフスハーバー
時差:UTC +10
総走行距離: 1023.70km
総ステージ走行距離:311.36km (SS比率30.42%)
総SS数:17

■開催選手権
WRC
WRC2
WRC3

■主なマシンスペック
・グラベルサスペンション
・ハードコンパウンドタイヤに、雨に備えてソフトも用意。

VOLKSWAGEN

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■歴史
・1989〜2006年は西海岸のパースでWRCを開催。スワン川沿いのラングレイパークに設定されたスーパーSSは、その後のスーパーSSの先駆けとなった。
・1990年代後半には、ベストラリー賞を3回獲得。
・WRC戦は2009年に東海岸に移動。ニューサウスウェールズで2回開催された後、2011年からコフスハーバーに舞台を移した

■今季の変更点
・金曜日、ナンブッカに設定される3本の新ステージは高速・テクニカル。主催者はこのUtungun、Bakers Creek、Northbankの3本を、WRCで3本の指に入る名ステージと自信を見せる。
・土曜日の最終ステージは昨年まで市街地のスーパーSSとして行われていたが、今年はValla(7.94km)のナイトステージとなる。
・日曜日にも新ステージが登場。昨年設定されたShipmans(30km)が競技者からのフィードバックにより削除されたため、6.1kmのスプリントステージ、Settles Roadが新設された。

■見どころ
・オスカー俳優のラッセル・クロウは、コフスハーバー郊外に牧場を所有しており、施設内の教会で2011年に挙式している。
・コフスハーバーはオーストラリア有数のバナナの産地で、観光客向けに巨大なバナナのオブジェも見かける。

ワールドラリーカレンダー2019