WRCモンテカルロ:5位フィニッシュのマルティン・ウィダグ、5年前を振り返る - RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCモンテカルロ:5位フィニッシュのマルティン・ウィダグ、5年前を振り返る

©Keiko Ito

ラリーモンテカルロを5位でフィニッシュしたティエリー・ヌービルのコ・ドライバーを務めるマルティン・ウィダグ。ちょうど5年前、急遽出場することになった当時のことを振り返ってもらった。

──5年前、急遽ティエリーと組むことになった2021年の話を聞かせてください。
もうそんなに経つんだね! 実は、2週間前のテストの時に同じことを考えていたんだ。テスト中のホテルで、5年前とまったく同じ部屋だったんだよ。それには鳥肌が立ったね。5年前は、ヒョンデのワークスチームのレーシングスーツを着て、彼女に送るために自分の写真を撮ったんだ。その時の写真を見つけて、色々考えた。ちょっと怖さも感じたかな。時間が経つのはとても早いし、人も変わる。いつも焦ってパフォーマンスを追究するあまり、5年間という時間を十分満喫できなかったかもしれないということが分かった。だから人生についてちょっと考えさせられた。

でも、5年経ったいま、僕らはたくさんのラリーで優勝することができたし、ワールドチャンピオンにもなることができた。多くの夢が叶ったし、そのことはとても誇りに思っている。2021年、このチャンスを与えてくれたティエリーに感謝しなくてはならないし、僕がここにいるのはそのおかげだ。

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──2021年のモンテカルロを完走した時のことを覚えていますか? ものすごいプレッシャーだったはずです。
あの時のことは本当に良く覚えているよ。フィニッシュ後の最終チェックポイントを経て、表彰式、そしてすべてが終わった時に、僕はそれ以上無理だというくらい疲弊していた。感情があふれて、ストレスとプレッシャーでいっぱいだった。あの夜はホテルの部屋に帰って、ただ眠りたいと強く思ったのを覚えている。脳みそが完全に疲れ切っていて、何もできなかった。

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それでも、ラリー後の映像を見直すのはいつもうれしい。セバスチャン・オジエ、エルフィン・エバンス、そしてティエリーがシャンパンシャワーを浴びせてくれた表彰台は素晴らしい思い出だし、決して忘れることはできない。状況は確かにとてもイレギュラーなものだった。準備をする時間はゼロ。シェイクダウンなし。そして最初のステージからインターコムのトラブルに見舞われた。今では笑い話だけど、当時の僕にとっては大冒険だった。
(Keiko Ito)

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