©TGR WRT / McKlein
今季限りでWRCからの引退を発表したトヨタのカッレ・ロバンペラ。WRCの参戦活動において長年、ロバンペラのコ・ドライバーを務めてきたヨンネ・ハルットゥネンは、WRCトップレベルでの参戦継続は現実的に難しいものの、WRCへの関与は継続したいと考えているようだ。
ロバンペラとともに、WRCを2回制したハルットゥネンは、現在39歳。先日行われたWRC第12戦セントラルヨーロピアンラリーのレッキ中、今後について問われた際、ハルットゥネンは、マシンを降りることも選択肢にはあるものの、WRCには残りたいという希望を明かした。
「来年は少し走ってみたいとも思っているが、仕事としては何も考えはない。どんなアイデアに対しても、すごく前向きに考えたいと思っている」とハルットゥネン。
「コ・ドライバーをやることについては、WRCレベル以外での参戦には興味を持っていないし、現状、コ・ドライバーを探しているドライバーがフィンランドにはいない。だから、現実的には（WRCコ・ドライバーとしては）自分はしばらく芽がないんじゃないかな。WRCへの関わりは続けたいと思っている。例えばマネージメント側に立つとかね。ラリー自体をより良くするための何かをするということだってあり得る。自分は、ラリー界のことをよく知っているんだからね。関係者やドライバー、チーム、参加者側からの見方からファンからの見方まですべてだ。何らかの形でラリーをより良くしたいと思っている」
（Graham Lister）
