スバルWRXプロジェクト・ミッドナイトが今年もグッドウッドに参加

英国の名門イベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード（FOS）は、7月10日～13日に開催。米国のアメリカン・ラリーアソシエーション（ARA）でラリー活動を続けるスバル・モータースポーツUSAは、ラリーの歴史を築いた系譜を受け継ぐべく、再びこのイベントで表彰台を目指す。

チームは、昨年のFOSで、スバルWRXプロジェクト・ミッドナイトをデビューさせ、スコット・スピードが内燃エンジン（ICE）最速タイムを記録。3倍のパワーを誇る電動ライバルと抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げた。今年も、この組み合わせで登場する。
「プロジェクト・ミッドナイトは、アメージングなマシンだよ」とスピード。
「そして、グッドウッドは特別なイベント。また丘の上まで駆け上がるのが待ち切れない！」

ボンネットから炎を噴き出しながら10000rpm近いレッドゾーンに向かって突進するこのモンスターマシンは、今年も大きな存在感を放つことになりそうだ。

また､チームの象徴的な存在であるトラビス・パストラーナは、ARAでオープン4WDクラス首位に立っているスバルWRX ARA25を初めて、FOSのラリーステージに登場させる。
「慣れるまで少し時間がかかると思うけど、大観衆の前で走るのは楽しいからね。最高の時間を味わうよ！」

クラシックなモータースポーツのアイコンや希少なハイパーカー、実験的なハイブリッドカーやフル電動モビリティ・プラットフォームまで、今年のFOSのラインナップも多様性に富んでいる。今回は、F1の75周年をテーマの中心に据えて展開しているほか、コリン・マクレーのWRCタイトル獲得30周年を記念して、マクレー家が所有するラリーカーの展示も予定されている。