勝田範彦と巡るラリージャパン名所ツアー、今年も開催 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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勝田範彦と巡るラリージャパン名所ツアー、今年も開催

©Yoshiaki Aoyama

「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」で、パワーステージ(SS21)として設定された三河湖SS。その舞台となった愛知県豊田市下山地区周辺で、2025年5月24日(土)に「ラリードライバー勝田範彦選手と巡るWRC三河湖SS名所ツアー」が開催された。

これは一般社団法人ツーリズムとよたが主催するツアーで、勝田範彦をゲストに迎えラリージャパンの名所を巡るというもの。「ラリードライバー勝田範彦選手と巡るWRC三河湖SS満喫日帰りツアー」として昨年初開催されたこのツアーは、メルマガでの告知だけで定員に達するほどの人気を集めた。今年も募集定員40名に対し、その数を上まわる52名の応募があり、抽選で選ばれて実施された。

ツアーの実施日程は昨年同様、JAF中部・近畿ラリー選手権 第1戦「豊田しもやまラリー」が開催される週末に設定され、今回も地元の「しもやまラリー実行委員会」の協力を得て開催となった。

愛知環状鉄道・新豊田駅に集合した参加者は、2台のマイクロバスで「豊田しもやまラリー」のHQが置かれている「豊田市下山保健福祉センター まどいの丘」へ移動。今回も「しもやま観光大使」の矢上綾乃さんによる司会進行のもと、ここで勝田範彦から基本的なラリーに関するラリー講座が行われ、さらに「豊田しもやまラリー」を主催する「M AUTO SPORTS CLUB」の勝田照夫代表も加わって、2名の解説つきのサービスパーク巡りも行われた。

Yoshiaki Aoyama


ラリー講座では、全日本ラリーに参戦する勝田範彦の今季3戦を終えた振り返りであったり、「ラリー飛鳥」のような新しいコースについての質問もなされ、さらには単独で走ることによる自身のペースをどうキープするのか、というような難しさ、といったラリー講座ならではの専門的な話から、下山地区のメジャーなクルマである軽トラックとGRヤリス・ラリー2との比較など、話は多岐にわたった。

Yoshiaki Aoyama


サービスパーク見学の後はお待ちかねのWRC三河湖SS名所ツアー。勝田照夫代表の大好物だという地元・秀枡屋の「朴葉餅」も配られ、そんなお菓子を楽しみながらのツアーとなった。

まずは昨年のラリージャパンで、ティエリー・ヌービルのタイトルが決定したSS21のストップ地点から名所ツアーはスタート。ここではGRヤリス・ラリー1のカーボンルーフは人が乗っても大丈夫なように頑丈に作られているといった極秘話も飛び出した。

その後三河湖へ上がっていくルートをたどるわけだが、今回はペースノートのコピーも参加者に配布され、全員でノートを確認しながらの走行となった。それも2023年のノートと2024年のノートが用意され、つまり三河湖へ上がっていく2023年のルートに合わせて勝田範彦が読み上げながらコースを確認し、三河湖から戻るルートでは2024年のノートを使って、とコースの走行に合わせたノート読みが行われた。ただ、ところどころ「これなんだろ?」とか「ロストしました」と、なかなか楽しいコース巡りに、参加者も笑顔が絶えない時間となった。

Yoshiaki Aoyama


三河湖畔では「MIKAWAKO」のモニュメントのある原石山駐車場で記念撮影。範彦選手は2台のバスを乗り変えつつ、羽衣地区に戻ってくると、今度は熊野神社前でも記念撮影。本来なら、ここから2022年のラリージャパンで勝田貴元選手が乗り上げた“貴元土手”などを実際に巡るウォーキングの予定であったが、天候の悪化で残念ながらこれは中止となってしまった。

Yoshiaki Aoyama

最後は勝田範彦たってのリクエストで今回ツアーに組み込まれた「手づくり工房 山遊里」でのBBQの時間となった。参加者の質問等に答えながら各テーブルをまわり、食事を楽しみながら抽選会、さらにはこの地域の名物である五平餅作成体験も行ってこのツアーを締めくくった。
(Yoshiaki Aoyama)

Yoshiaki Aoyama

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