スバル・モータースポーツUSAのWRX ARA25Lがデビュー戦で速さを披露 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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スバル・モータースポーツUSAのWRX ARA25Lがデビュー戦で速さを披露

©Matt_Stryker/SUBARU Motorsport USA

米国の国内ラリー選手権、アメリカン・ラリーアソシエーション(ARA)第3戦オリンパスラリー(グラベル)が4月12日〜13日、ワシントン州で開催され、スバル・モータースポーツUSAが新たに製作したリミテッド4WDクラス仕様のスバルWRX ARA25Lが実戦デビューを迎えた。

オリンパスラリーは1986年〜1988年にWRCラウンドとして開催されたイベントで、米国のラリーの一戦。今回は、シアトルから近いアメリカ北西部が開催地となり、通常は雨が多い地域だが、今回はラリー期間中は晴天に恵まれ、路面はドライ。ダストが厄介な要素となるコンディションとなった。ラリーは、デイ1、デイ2にそれぞれ6SS、計12SS、132.62kmという構成となった。

スバル・モータースポーツUSAがWRX ARA25Lを投入したリミテッド4WDクラス(L4WD)は改造が限定されたカテゴリーで、変更ができるのはギヤボックス、ブレーキ、パワステ、ダンパー。一方で、エンジンブロックヘッド、インテーク間にホールド、ターボチャージャー、プロペラシャフト、クロスメンバー、ボディは変更することができない。カテゴリーの主なライバルはラリー3車両となる。ドライバーは、米国のベテラン、トラビス・パストラーナが務めた。

Matt_Stryker/SUBARU Motorsport USA

パストラーナは序盤、クラストップ、総合でも4番手と初戦から快調にパフォーマンスを披露、しかし、初日の最終ステージ前に設定されたサービスでエンジントラブルが発覚したことから、エンジンを守るためにデイリタイアを決断した。10分間のタイムペナルティを受けて再スタートしたデイ2は、トラブルなしですべてのステージを走り切り、クラス4位、総合10位でフィニッシュした。

Matt_Stryker/SUBARU Motorsport USA

またチームメイトでタイトル4連覇に向けてスバルWRX ARA25でオープン4WDを戦うブランドン・セメナックは、デイ1をトップで折り返す。デイ2は、SS10でコースアウトした際の衝撃でボンネットが閉じなくなるトラブルに見舞われ、タイムロス。ここで首位を譲ることとなったが、最終SS前のサービスでマシンを修復。最終パワーステージで逆転優勝を果たした。

Matt_Stryker/SUBARU Motorsport USA

TrevorLyden/SUBARU Motorsport USA

TrevorLyden/SUBARU Motorsport USA

ARAの次戦、第4戦オレゴントレイルラリーは5月16日〜18日に開催される。

スバル・モータースポーツUSAは、WRX ARA25Lのデビュー戦となったオリンパスラリーでの戦いの模様をまとめたダイジェスト動画を公開している。



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