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WRCジャパン:WRC2部門はニコライ・グリアジンが優勝。サミ・パヤリが逆転でWRC2タイトル獲得

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WRC最終戦ラリージャパン(愛知県・岐阜県、ターマック)、WRC2部門は序盤から首位に立ったニコライ・グリアジン(シトロエンC3ラリー2)が圧勝を飾った。一方、サミ・パヤリは堅実に部門2位フィニッシュを飾り、自身初、トヨタGRヤリス・ラリー2にデビューイヤーでのWRC2タイトル獲得を決めた。

部門2位以上でフィニッシュすれば、選手権首位ですれに参戦イベントを消化しているオリバー・ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2)を逆転してタイトルが決まるという状況でWRCジャパンを迎えたパヤリ。ラリーを通して2位以上という目標に徹した走りを、見事に果たした。パヤリは同時に、WRC2チャレンジャータイトルも手にした。

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「とてもいい気分。この2日間、抑えた走りでくだらないミスをせずフィニッシュラインを越えることにすべての注意を払ってきたので、本当にホッとした」と笑顔を見せたパヤリ。
「トヨタ、プリントスポーツ、家族、ファンのみなさん、アリガトウ。自分とエンニ(マルコネン、コ・ドライバー)だけでなく、チームのみんなで一緒につかんだ成果だ。トヨタのマシンは今年、とても安定していたので、この歩みを続けていきたい」

親日家として、今年はコミックでおなじみのカラーリングでラリージャパンに登場しファンを喜ばせたグリアジンは「本当にうれしい。100%コントロールできていたし、最高の形でシーズンを締めくくれた。関わってくれたすべての人に感謝したい。今回のラリーでこの特別なカラーリングを使わせてくれて感謝している。シトロエンにも、家族にも感謝している。いつも通り、完璧なラリー運びだった。ラリー1に乗るのは今でも夢に描いていること。チャンスがあれば、それをつかみたい」と喜びを明かした。

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3位には既報どおり、初期型のファビアR5という古いマシンでありながら最終日はベストタイムも連発するなど速さを見せた新井大輝。またWRCマスターズカップは、勝田範彦(GRヤリス・ラリー2)がトップフィニッシュを飾った。

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TOYOTA

WRCジャパン WRC2部門最終結果
1 N.グリアジン(シトロエンC3ラリー2) 3:33.45.3
2 S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー2) +1:46.5
3 新井大輝(シュコダ・ファビアR5) +3:20.0
4 G.グリーンスミス(シュコダ・ファビアRSラリー2) +4:11.5
5 K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +6:46.6
6 小暮ひかる(トヨタGRヤリス・ラリー2) +8:48.7
7 勝田範彦(トヨタGRヤリス・ラリー2) +11:23.5
8 奴田原文雄(トヨタGRヤリス・ラリー2) +15:17.1

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