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WRCジャパン:シェイクダウンはヒョンデのタナックがトップ、勝田貴元は1.3秒差の4番手につける

©HYUNDAI

2024年シーズンWRC第13戦ラリージャパンは、11月21日(木)にシェイクダウンが行われ、ヒョンデのオィット・タナックがトップタイムとなる2分18秒1をマーク。0.3秒差の2番手タイムにMスポーツ・フォードのアドリアン・フルモー、0.7秒差の3番手タイムにトヨタのセバスチャン・オジエが入った。

カレンダー復帰3年目のラリージャパンも、愛知県・岐阜県にまたがるターマックイベントとして開催。ラリーの拠点となるサービスパークは、今年も愛知県豊田市の豊田スタジアムに設置された。最後の実施となる豊田スタジアム内のスーパーSSは、ラリーウイークを通して3回の実施を予定している。WRCとしては、25年シーズンからラリー1のハイブリッドシステムの廃止が確定、さらに21年からタイヤを供給してきたピレリも今回が最後の使用となる。

逆転でマニュファクチャラーズ選手権制覇を狙うトヨタは、前戦セントラルヨーロッパに続き、オジエが登場。昨年、金曜日に痛恨のコースオフを喫しながらも、ベストタイムを連発した勝田貴元、昨年のラリージャパン以来の勝利を狙うエルフィン・エバンスという布陣で挑む。

対するヒョンデは、ダブルエースのティエリー・ヌービルとタナックが、25点差でドライバーズ選手権を争う。ふたりにはチームオーダーが課されておらず、ここジャパンですべてが決する。3台目のヒョンデi20Nラリー1は、昨年のラリージャパンでWRC2優勝を果たしたアンドレアス・ミケルセンに託された。Mスポーツ・フォードは、フルモーとグレゴワール・ミュンステールという、レギュラー2名を送り込んでいる。

前日までの雨は一転、快晴のドライコンディションのもと、サービスから5kmほど走行した豊田市の鞍ケ池公園で、午前9時01分からシェイクダウンを実施。名物のランナバウトには朝から多くの観客が集まることになった。2.75kmのショートコースを舞台にベストタイムを刻んだのは、タナック。
「ラリージャパンに向けたテストがなかったから、これまでの2年間のフィードバックがベースになる。今週末はかなり滑りやすいコンディションになりそうだね」と、翌日からのステージを警戒する。

1.3秒差の4番手タイムは、地元ファンからの大声援をバックに走行した勝田。1.7秒差の5番手にはミュンステール、2.0秒差の6番手タイムにヌービル、2.2秒差の7番手タイムにエバンスが続いた。

ラリーは21日木曜日の16時30分ころから豊田スタジアムで各種セレモニーが始まり、続いて19時05分からSS1「Toyota Stadium SSS1(2.15km)」で華々しく幕を上げる。

WRCラリージャパン シェイクダウン暫定結果
1. O.タナック(ヒョンデi20 Nラリー1) 2/2 2:18.5
2. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) 4/4 2:18.9
3. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 2:04.6
4. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 2:19.4
5. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) 4/4 2:19.8
6. T.ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 1/3 2:20.1
7. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 2:20.2
8. A.ミケルセン(ヒョンデi20 Nラリー1) 1/2 2:23.6
9. H.コバライネン(トヨタGRヤリス・ラリー2) 2/2 2:10.6
10. N.グリアジン(シトロエンC3ラリー2) 2/2 2:24.0
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】

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