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WRCフィンランド:シェイクダウンはヒョンデのエサペッカ・ラッピがトップ。勝田貴元は0.3秒差の3番手

©HYUNDAI

2024年シーズンWRC第9戦ラリーフィンランドは、8月1日(木)にシェイクダウンを走行し、ヒョンデのエサペッカ・ラッピがトップタイムとなる2分15秒4をマーク。0.2秒差の2番手タイムにカッレ・ロバンペラ、0.3秒差の3番手に勝田貴元と、僅差でトヨタのふたりが続いた。

WRC随一の高速グラベルを誇るラリーフィンランドの拠点は、今年もフィンランド中部の学園都市ユバスキラ。73年のWRCスタート前から1000湖ラリーとして歴史を重ねており、今回、記念すべき50回を迎えた。さらにビッグジャンプを誇る名物ステージ「オウニンポウヤ」が32.98kmのフルフォーマットで復活。また、このステージにはWRC初のバーチャルシケインが導入される。

シェイクダウンステージは3連ジャンプでおなじみ「ルーヒマキ(4.12km)」。このステージでベストタイムを刻んだのは、2017年以来の地元優勝を狙うラッピ。「マシントラブルに終わったラトビアもフィーリングは問題ないと思っていたし、シェイクダウンはあまりアテにならないかな(笑)。他のドライバーがどう言ったかは知らないけど、コンディションは少し滑りやすかった。オウニンポウヤは最高のステージだし、楽しみだね」とコメント。

0.4秒差の4番手タイムは、ロバンペラとともに自身のGRヤリス特別仕様車をイメージしたスペシャルカラーリングで走るセバスチャン・オジエ(トヨタ)。以下、5番手にアドリアン・フルモー(Mスポーツ)、6番手にエルフィン・エバンス(トヨタ)、7番手にオィット・タナック(ヒョンデ)、8番手にティエリー・ヌービル(ヒョンデ)のオーダーでシェイクダウンを終えた。

今回がGRヤリス・ラリー1初ドライブとなるサミ・パヤリは、1.8秒差の9番手タイム。「最高にアメージングだったよ。もっとクリーンにドライブする必要があるし、リズムも改善したいけど、ラリー1でこの地元ラリーを走れるなんて、本当に素晴らしいよ」と、笑顔を弾けさせた。

ラリーは木曜日の19時から、ユバスキラの中心部でセレモニアルスタートを実施。その後、19時05分(日本時間2日午前1時05分)からSS1「ハルユ1(3.48km)」で幕を上げる。

WRCフィンランド シェイクダウン暫定結果
1. E.ラッピ(ヒョンデi20Nラリー1) 2/3 2:15.4
2. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 2:15.6
3. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 2:15.7
4. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 2:15.8
5. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) 4/4 2:16.2
6. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 2:16.4
7. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) 2/3 2:16.8
8. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) 2/3 2:17.1
9. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 2:17.2
10. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) 4/4 2:18.6
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】

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