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WRCラトビア:マルティン・セスクスがMスポーツ・フォードからプーマ・ハイブリッド・ラリー1で参戦

©M-SPORT

Mスポーツ・フォードは、今週開催されるWRC第8戦ラリーラトビア(グラベル)にアドリアン・フルモー、グレゴワール・ミュンステールに加え、ラトビア出身の若手マルティン・セスクスを3台目のフォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1のドライバーに起用する。セスクスは前戦ポーランドで史上初めてハイブリッドなしのラリー1マシンで参戦して総合5位と、大健闘の好パフォーマンスを披露している。

ポーランドでは、フルモー、セスクス、ミュンステールがそれぞれ総合3位、5位、7位と好リザルトを収めたMスポーツ・フォード。WRC初開催のラトビアで、さらなる飛躍が期待される。

フルモーがラトビアのラリーに参戦するのは、今回が初めて。同じく初参戦だった高速グラベルのポーランドでの好走も記憶に新しく、走行順の利を活かして今回も活躍が期待される。
「ラトビアは、今季の高速グラベル3連戦の2戦目だけど、どんなイベントなのか想像もつかないね!」とフルモー。
「ポーランドほどジャンプは多くないが、それでもすごく高速で表面をルーズなグラベルが覆っている。ポーランドでいいリザルトを収められたので、同等か、それ以上も目指したい。ほぼ誰にとっても新しいイベントで自分たちがどこまでできるのか、とても興味深いよ」

一方、ミュンステールはラトビアにはERCラウンドに3回参戦した経験を持っており、2020年には総合6位でフィニッシュしている。今季初めてWRCフル参戦に挑んでいるミュンステールは、ポーランドでの高速グラベルステージの経験を活かしたいところだ。
「ポーランドでいいペースが出せたので、道が似ているラトビアを楽しみにしている。地盤はもっと固いが、それでも超高速だ」とミュンステール。
「走行順も有利なので、初日はそれを活かしていきたい。とにかくスタートが待ち切れないよ」

母国での待望のWRC初開催にトップカテゴリーのマシンでの参戦を果たすセスクスは、現在24歳と若手だが、ベースとなっているラリーリエパヤは2連覇中。ハイブリッドなしのラリー1マシンで参戦した前戦ポーランドでは、SS2でセカンドベストタイムもマークするなど、大いに注目を集めた。
「1日テストを行ったけど、ハイブリッドシステムでさらなる速さを引き出すことに関して、まだまだつかみ切れていない」とセスクス。
「道のことは熟知しているが、ペースノートの細部に通常の倍以上の注意を払わなくてはならない。でも、自分の国での初めてのWRCイベントは、速さと試練がミックスされるスリリングなラリーになると思う。そんなところがまさに魅力なんだけどね!」

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