WRCスウェーデン:アドリアン・フルモー「浮き沈みはあったが、ハッピー」土曜日コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスウェーデン:アドリアン・フルモー「浮き沈みはあったが、ハッピー」土曜日コメント集 

©M-SPORT

WRCラリースウェーデン、土曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。大波乱の中、値千金の総合2番手につけているMスポーツ・フォードのアドリアン・フルモー。最終ステージではチームメイトのグレゴワール・ミュンステールがコースオフしている場所であわやという場面もあったが、今季からのポイントシステムの中、土曜日を終えた時点での順位に満足を見せた。
(カッコ内は順位の前日比)

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

■エサペッカ・ラッピ/総合首位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「満足の気分。できる限りのなかで最高の順位につけているが、この状況で走るのは心から楽しめるものではなかった。リードを守ることに努め、最終ステージまでタイヤをセーブするためにリスクは一切負わなかったが、それができた。今日は明らかにタイヤにとって過酷だった。特にループの最初と最後のステージは、すごく摩耗が激しかった。まだフィニッシュしていないし、気が早すぎるお祝いはしたくない。まだ3ステージ残っているし、特に2本のロングでは何が起きても不思議ではない。この状況につけているのはハッピーだが、まだ終わっていない」

■ティエリー・ヌービル/総合4番手(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「午後はかなりたくさんのグラベルが出てきたなかで、マシンも扱いやすくなってきた。明日に向けていい落とし所を見つけるために、いろいろなセッティング変更を試した。明日は大切な一日になるからね。満足しているとは言わないが、少しトラクションが得られるようになってきた。明日の1本目もこの流れが続くことを願うよ。タイヤのスタッドを気にしながら走るのはいつも大変だが、スウェーデンのこのようなコンディションでは2ループ目でいつもいい走りができている。特に、グラベルがたくさん出ている時はね。明日の午前は、求められるフィーリングや速さがつかめることを期待しているよ」

■オィット・タナック/総合46番手(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「ラクな一日ではなかった。ウインターラリーでは、先頭走者はいつも“ひとつ上の難易度”になる。特に2ループ目ではね。すぐにイライラしてしまうが、昨日起こしたことのペナルティなので仕方がない。このようなコンディションではリズムをつかみにくいし、マシンを道の上に留めることに苦戦する。タイヤも守らなくてはならないので、スムーズに走るのが大変だ。明日は自分らしく走れるようなコンディションになることを願うよ。できる限りたくさんポイントを獲らなくてはならないからね」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■アドリアン・フルモー/総合2番手(↑)
「ステージ前に動画を観たが、あれより前のコーナーだと思った。だから、ミュンステールがいると気付いた時には遅かった。でも、全体としてはいい一日だったよ! 浮き沈みはあったが、ハッピー。2番手につけているんだからね。超超ハッピーだ」(SS15後)

■グレゴワール・ミュンステール/総合28番手(↓)

M-SPORT

「完全にロックしてしまってハンドブレーキを引けなかったので、まっすぐ行ってしまった。エサペッカ(ラッピ)をスローダウンさせないようにすることだけを願った。チームには申し訳ない」(SS15後)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■エルフィン・エバンス/総合3位(↑)

Toyota GAZOO Racing WRT

「今朝はとても順調だったが、ループの最後のステージのジャンクションでマシンのフロントに雪を詰まらせて、かなりパワーを失うというみっともないミスをしてしまった。そのせいで2位争いから大きく引き離されてしまった。午後は、タイムを取り戻すのが格段に難しくなってしまった。再走のため路面にグラベルが多く出ていて、タイヤの摩耗も激しく、スタッドも温存しなければならなかった。最後のステージでは、リヤのグリップがまったくなくなった。明日はできるだけ多くのポイントを獲得するために、一日を通してビッグプッシュをする」

■カッレ・ロバンペラ/総合45位(↑)

Toyota GAZOO Racing WRT

「午前は日差しが出てきてコンディションが格段に良くなり、ラリーを再スタートできて良かった。昨日のようなことがあった後に、再びプッシュするのは簡単なことではないが、とにかくドライビングを楽しもうと努め、午前最初のステージを走り終えていいフィーリングが感じられた。出走順が2番手なのは、特に午後の2ループ目ではいいものではなかった。たどっていくラインがあまりクリーンではなかったが、全体としてはかなりOKだった。明日は、チームがさらに多くのポイントを獲得できるようにベストを尽くすつもりだし、それが目標だ」

■勝田貴元/SS10でデイリタイア

Toyota GAZOO Racing WRT

「午前は、トップ争いをするためハードにプッシュしました。最初のステージはとても上手く行き、トップとの差を縮めることができたので、そのまま攻め続けてさらにタイムを稼ぐつもりでした。しかし、残念なことにSS10のあるコーナーで、進入スピードが少し高すぎたのだと思いますが、リヤのグリップを失い雪壁に当たってスタックしてしまいました。とても残念ですし、非常にいい週末になるかもしれなかっただけに、チームに本当に申し訳なく思います。このようなことから学ばなければなりませんが、明日はまだポイントを獲得できる可能性があるので頑張ります」



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