WRCメキシコ:デイ2コメント「明日は明日の風が吹く」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCメキシコ:デイ2コメント「明日は明日の風が吹く」

©Hyundai Motorsport GmbH

ラリーメキシコ、デイ2終了後の各ドライバーからのコメント。開幕から、なかなかいい流れが向いてこないヒュンダイ勢。この日も、3台すべてのマシンにミスファイアリングのトラブルが発生するなど、順調とは言いがたい内容となったが、その事実を真摯に受け止めるパッドンからは、なんとか風向きを変えようと必死な様子が伝わってくる。

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

CITROEN/@World

クリス・ミーク/総合首位
「今日はすべてが絶好調だった。明らかに走行順はよかったが、それを最大限に活用しなくてはならなかった。この週末は、勝つことがターゲットではなかったから、ハードにはプッシュしなかった。唯一悔やまれるのは、SS5でのマイナーミス。これで、8、9秒ロスした。でも、今季の滑り出しが厳しい内容だったので、いい走りができているのはいいこと。明日もこのペースを維持していこうと思う」

CITROEN/@World

ステファン・ルフェーブル/総合6位
「WRカーでの初めてのメキシコなので、チームからはステージ経験を積んで、ペースをつかむことに専念するように伝えられた。タイヤ選択はよかったので、後は自分の仕事に集中した。2本のグラベルステージは成長できるチャンスになったし、トップ5から30秒も離れずに6位につけていることを、うれしく思うよ」

[MスポーツWRT]
フォード・フィエスタWRC

M-SPORT/ @World

セバスチャン・オジエ/総合2位
「誰にとっても難しい一日だったが、自分としてはうまく対応できたと思うし、首位から20秒差の2位という内容には文句はないよ。ほとんどの人に温度のトラブルがあったが、僕たちも同じだった。最初のステージはほとんどがセーフモードでの走りになってしまった。できる限りソフトに走ろうとしたが、限界点にまで達する走りではなかったので心配はいらなかった。もちろん、これはこれで解決しなくてはならないことだ。明日は走行順がいいので、楽しみにしている」

M-SPORT

オィット・タナック/総合5位
「メキシコシティでのステージは、とてもいいアイディアだった。ラリーのスタートとして最高の場所だったし、今後に向けての教訓もできたが、基本的にはとてもよかったと思う。今日は、みんなにトラブルが起きた。新型マシンでメキシコを走るのは初めてだからね。もちろん、ここから学ばなくてはならないことはあるが、今日はうまく対応できたと思う。まだ先は長いし、何が起きても不思議ではない」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

Hyundai Motorsport GmbH

ティエリー・ヌービル/総合3位
「今日は、ストレスのたまる終わり方だったが、ポジティブな面に気持ちを集中させなくてはならない。トラブルを抱えながらも、3位につけている。これは重要なことだ。この週末はポディウムを目指しているんだからね。土曜日のステージでいい走りができるように、全てが完璧に進むようにしなくてはならない。このラリーはとても過酷だが、新しいマシンならなおさらだ。明日は走行順がいいので、どうなるか見守りたい」

ヘイデン・パッドン/総合7位
「どのマシンにもエンジンのミスファイアリングのトラブルが起きたのは、本当に残念だ。メキシコはどこまでもタフで厳しいラリーなので、最も重要なことはステージを走り切り、フィニッシュにたどり着くことだ。明日は明日の風が吹くって言うだろう。暑さと標高で、極限状態なので、ヨーロッパと同じようにはいかない。土曜日も攻めて行く」

Hyundai Motorsport GmbH

ダニ・ソルド/総合15位
「ショートのSSであんなにタイムをロスしたことは、本当に残念だ。スーパーSSの1回目は少し混乱があって、ステージをフィニッシュさせてもらえなかった。自分の考えでは、僕たちが止められる理由はなかったので、何が起きたのかハッキリさせなくてはならない。エンジントラブルでタイムをロスしたが、それでも走り続けることはできた。その時点までは、とても順調だった。マシンがコンペティティブだという手応えはあるので、調子を取り戻したい」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

ユホ・ハンニネン/総合4位
「間違いなくトリッキーな一日だったので、思うように走行順のアドバンテージを活かせなかった。それでも、長い一日を終えて総合4位につけていることは、喜ばなくてはならない。タイヤ選択もハード過ぎたのかも知れない。走行順はよかったが、それでも路面があまりにスリッパリーでショックだった。ヤリ‐マティ同様、僕らもオーバーヒートのトラブルがあったが、サービスでエンジニアとメカニックが対策してくれると思う」

ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合8位
「メキシコの初日はタフになると分かっていたが、こういう意味での難しさではなかったんじゃないかな! 超ロングステージのSS4では、これまでもオーバーヒートのトラブルがあったので、マシンをロードセクションモードにしてクールダウンさせてから、水温が安全なところまで下がったらすぐにステージモードに戻さなくてはならなかった。他のステージでも、同じような感じだった。いずれにせよ、今日は走行順が先頭だったからタイムをロスするだろうと思っていたが、それでもこの順位につけているし、明日はもっといい一日になることを楽しみにしている。メキシコはいつも雰囲気がいいから、ここでの時間を楽しんでいるよ」



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