APRCクイーンズランド:豪雨で波乱の中、ギルが今季2勝目 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

APRCクイーンズランド:豪雨で波乱の中、ギルが今季2勝目

©APSM.tv/Geoff Ridder

APRC第2戦インターナショナル・ラリー・オブ・クイーンズランド(オーストラリア、グラベル)は6月19日、クイーンズランド州サンシャインコーストで競技最終日となるレグ2が行われ、前日から大差をつけて首位に立っていたチームMRFのガウラブ・ギル(シュコダ・ファビアR5)が、リードを守り切って優勝を飾った。ギルは開幕戦に続いて今季2勝目。

4SSを2ループする8SSが設定されていたレグ2だったが、冬の南半球を襲った季節外れの豪雨の影響で1回目のループでステージ路面が悪化。主催者は安全確保の観点から2ループ目の4SSをキャンセルすることを決断した。代替として1.2kmのショートセクションを設定し、選手権ポイント配分の基準となる最低ステージ走行距離をクリアさせる対策を行った。

APSM.tv/Geoff Ridder

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波乱の展開となる中、終わってみればギルは走行した全13SS中、12SSでベストタイムをマークして、開幕2連勝を飾った。

「本当に厳しいコンディションだった」と語るギルは、この6年間で2度目のクイーンズランドでの勝利を収めた。
「夜から雨が降っていたので、午前中からウェットだったけど、今はもう洪水状態だよ」

グラベル2戦目に挑んだチームメイトのファビアン・クレイムも2位をキープし、シュコダ勢が1−2フィニッシュ。プロダクション規定マシンのスバルWRX STIで挑むマイケル・ヤングが3位となり、開幕戦に続くポディウムフィニッシュを決めた。

「土曜日はタイヤ選択を誤ったが、最終的にはまずまずの結果」とヤング。
「(シュコダの)R5マシンに立ち向かうのは難しいが、自分たちの精いっぱいの走りはできたと思う」

日本の増村淳(三菱ランサーエボリューションX)は5位を堅守、高橋冬彦(スバルWRX STI)は順位を上げて6位でのフィニッシュを果たした。

APRC第3戦チャイナラリーは8月6-7日、中国甘粛省張掖市で開催される。

インターナショナル・ラリー・オブ・クイーンズランド 結果
1 G.ギル(シュコダ・ファビアR5) 1:43:45.3
2 F.クレイム(シュコダ・ファビアR5) +1:59.6
3 M.ヤング(スバルWRX STI) +2:45.7
4 N.クイン(三菱ランサーエボリューションIX) +8:47.0
5 増村淳(三菱ランサーエボリューションX) +14:09.6
6 高橋冬彦(スバルWRX STI) +22:22.1
7 M.ベアード(スバル・インプレッサRS) +23:35.4
8 S.タクル(スバルWRX STI) +25:20.0



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