小林カメラマンが解説するワールドラリーカレンダー「まさに一瞬の偶然が重なった1枚」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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小林カメラマンが解説するワールドラリーカレンダー「まさに一瞬の偶然が重なった1枚」

 

こんばんは。昨日雪が降ったおかげで今朝はとってもきれいな富士山が見ることができ、ちょっとやる気が出たラリプラWeb担当ざうるです。

さて、皆さまワールドラリーカレンダー2017のご注文はお済みでしょうか? ワールドラリーカレンダー2017に収録された珠玉の写真たちについて、小林直樹カメランが自ら解説する連載も今回で最終回です。すでに入手していただいている皆さまやラリプラ・メンバーズ会員の皆さまは、お手元のカレンダーを眺めながら小林カメラマンの解説を読むと、より一層お楽しみいただけるかと思います。

それでは最終回スタート!

9月 これが一番気合いを入れて撮ったかも

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今回のカレンダーの中ではこれが一番気合いを入れて撮ったかもしれません。

ここはすごい下り坂で、レッキで走った時にも普通に走っていてもABSが効きっぱなしで土煙もすごく上がっていたので、ここで撮りたいと思っていました。逆光でこんなに煙が立つ場所は滅多にありませんからね。

当日行って見るとまさに自分が思ったとおりになりました。ただ、最終日なのでリバースオーダーになってしまい、実は先頭走者のMINIとかの方が土煙の上がり方はすごかったんですけどね。

でもこのラトバラの時にもしっかり煙が上がって、迫力のある写真になりました。他のクルマでは、フェンダーの隙間から埃が出て来るようなものもありました。そういうのもぜひ見てもらいたかったですけどね。

10月 ギリギリまで待って撮ることができた執念のカット

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ドイツでの写真です。この日は雲が多くて、晴れていたらここで撮ろうと狙っていて、プレス駐車場のクルマのなかで5時間近く待っていたんです。ギリギリまで待って撮ることができた執念のカットです。実はこの時点でラリー自体も10分ディレイしていて、オジエには間に合わないはずだったのですが、ギリギリ間に合ったという、運も味方してくれたシーンでした。

ここに軍用機があることはレッキで分かっていたので、狙ったとおりに撮れましたね。軍用機とラリーカーをどこで合わせるかというのが難しいところなんですが、軍用機とハナの位置がうまく重なり合うところを狙いました。やはり狙っている人は多かったですね。

11月 流し撮りが気持ちよく決まった1枚

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ドイツの軍事施設のなかのギャラリーエリアで、何年も同じ場所で撮影していてつまらないなぁとも思っていたんですが、カラフルな洋服を来ている人も多いし、なるべくお客さんがたくさん入るようなタイミングを狙って流し撮りしてみました。

気持ちよく決まった、という感じの1枚です。やっぱりクルマがある程度派手な方がクルマが浮き立つので、フォードだったのもよかったのかなと思います。

ドイツは、ここ数年GT86 R3とかヤリスR1とかMIRAIとかトヨタ色が強かったんですが、今年は特になかったですね。来年はきっと、たくさんのファンが集まってくれると期待しています。

12月 思っていたらまさにちょうど来た! という偶然のショット 
モナコのグランプリコースをラリーカーがデモランで走行したんですが、それを見せたかったという写真です。モナコというとセレブな感じがするので、ブランドショップの前で、セレブっぽい女性がいたりしたらいいなぁと思っていたらまさにちょうど来た! という偶然のショットでした。

道にグランプリコースのゼブラがあったり、古いグランプリの写真があったりと、いろいろ狙ってはいましたが本当に一瞬の偶然が重なった1枚でした。

WORLD RALLY CALENDAR 2017
ワールドラリーカレンダー2017

RALLY PLUS

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A2変形判・13ページ・オールカラー
撮影: 小林直樹
発行: 合同会社サンク
価格: 2,800円(税込)

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