WRCフィンランド:新井大輝「ラリーに対する向き合い方を変えた」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフィンランド:新井大輝「ラリーに対する向き合い方を変えた」

©Naoki Kobayashi

トヨタの若手ラリードライバー育成プログラムである「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラム」から、フォード・フィエスタR5で今シーズンのWRC2に参戦中の新井大輝が、WRC第9戦ラリーフィンランドに参戦する。新井にとっては昨年に引き続き、自身2度目のラリーフィンランド挑戦となる。

 ポルトガル、サルディニアと、2戦連続でラリーを走りきることができなかった新井。しかし、ラリーフィンランドの前哨戦として開催されたオートグリム・ラリーではティエリー・ヌービル、オーレ・クリスチャン・ベイビーに続く、3位表彰台を獲得した。

「かなりリラックスしたフィーリングでラリーフィンランドを迎えることができました。ここに住んでいるということもありますが、今回からあらためてラリーに対する向き合い方を変えたことが、リラックスできている理由です」

これまではラリーにおいて完璧さを求めるあまり、考えすぎてしまう傾向があったという。

「もう少しリラックスして、できる範囲で頑張ろうと思っています。これまではとにかく完璧でありたいという気持ちが強すぎました。ラリーはミスをするものですし、たとえミスをしたとしても、それに縛られすぎないようにする必要があります。自分で許せるくらいの心持ちですね。ミスしても、次にどうつなげればいいかを考えて、引きずらないようにしています」

1年ぶりのラリーフィンランドだが、ペースノートのシステムを変更して挑むことになる。

「ステージは相変わらず難しい印象がありました。でも、難しいのはどのドライバーにとっても一緒です。その中でどうやって自分の中で気持ちを整理するかですね。レッキに関しては、今回からペースノートをシンプルに変更してします。これでかなり道を追いやすくなりました。実際、情報量が少なくなったことで、乗っていてもかなり印象が違います。今回の目標は自分が持っているリズムをしっかり引き出すこと。そうすれば、自然とタイムが出るはずなので、ひとつひとつのステージをしっかりと走りたいです」



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