【2016全日本ラリー開幕直前】2016全日本ラリー、マシン&ドライバー最新動向 – ページ 2 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【2016全日本ラリー開幕直前】2016全日本ラリー、マシン&ドライバー最新動向

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JN5クラスはRN/RJ車両にも注目だ。

昨年、ラリプラ号として活躍したプジョー208 GTiは、今年はクスコレーシングからターマックラウンド数戦に参戦予定。ドライバーに牟田周平、吉澤哲也らを起用し、イベントごとにクルーを選択して参戦するという。

BMW

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昨年シリーズ全戦に出場したMINI JCWクロスオーバーは4輪駆動車のためJN6へと移ることになるが、代わって大橋逸夫が投入するのが、2Lターボエンジンを搭載したFF3ドアのMINI JOHN COOPER WORKSだ。その戦闘力は未知数なだけに台風の目となる可能性もある。

また、ドライバーは未発表だが、TOYOTA GAZOO RacingからヴィッツGRMNターボの投入が発表されている。

旧JN5クラスから分離され、新たに1500cc超2000cc以下で争われるJN4クラスは86/BRZが主力となる。石田雅之、山口清司、曽根崇仁ら86/BRZのベテラン勢に対して、横嶋良がアクテック インターナショナルからBRZで参戦するほか、新たな挑戦者の参戦も予想される。また、グラベルラウンドでは4輪駆動車のブーンX4にも期待がかかる。

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排気量の下限が撤廃されたJN3クラス。昨年、ヴィッツGRMNターボでJN5クラスチャンピオンを獲得した天野智之が、今年はNAヴィッツで再びJN3クラスへと戻ってくる。一方、2015年チャンピオンの岡田孝一は、新型マツダ・デミオ15MBにマシンをスイッチ。今シーズンのJN3クラスは、このふたりのチャンピオンを軸に展開しそうだ。

昨年までのJN4クラスと同じ車両で争われる新JN2クラスは、性能差が少なく激しいバトルが繰り広げられる。昨年熾烈を極めたチャンピオン争いは、石川昌平が最終戦でチャンピオンを決めているが、最後まで食い下がった小濱勇希、出場したラリーでは絶対的な速さを見せた横尾芳則、FD2ホンダ・シビック・タイプRで参戦する香川秀樹と、役者も揃っている。今年も熱い戦いが期待できそうだ。

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昨年のJN2クラス+AE車両となるJN1クラスでは、スズキ・スイフトスポーツの優位は揺るぎそうにないが、クスコ・ジュニアチームから番場彬が新型スズキ・アルトワークスで参戦する。全日本ラリーのフィールドに久々に軽自動車が帰ってきた格好だ。

また、ラリープラスの姉妹誌「プレイドライブ」が日産マーチNISMO Sでこのクラスに参戦する。両車がスイフトスポーツに対してどんな戦いぶりを見せるのか注目したい。

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