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ラリーGB デイ3:ソルベルグ健闘及ばず。ローブが8勝目

 

 2010年WRCの最終戦ラリーグレートブリテンの最終日デイ3が11月14日(日)にイギリスのウェールズ、カーディフを中心に行なわれた。デイ3は全部で4本のSSが行なわれ、優勝はセバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)。2位は19.1秒差でペター・ソルベルグ(シトロエンC4WRC)。3位は1位ローブと1分35秒3差でヤリ‐マティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)という結果になっている。

 7年連続王者ローブが底力を示した。復活Vをかけて最終日に臨んだソルベルグだったが、オープニングのSS17の最後で滑りやすい路面にペースが上がらずSSベストをローブに譲った。これで両者の差は11.5秒に拡大。なんとか遅れを取り戻そうとSS18でプッシュしたソルベルグだが、途中マシンを岩にヒット。差は14.3秒差とさらに広がった。SS17のリピートステージとなるSS19でもソルベルグはコースアウトしかけ、差は17.7秒に拡大。これで勝負はほぼ決まり、最終SSでは両者ともにペースを落としローブが今季8度目となる勝利を得た。

 2位はソルベルグ、そして3位はミッコ・ヒルボネンに順位を譲られたかたちのラトバラ。ラトバラは3位に入ったことで、リタイアに終わったセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)を抜いてドライバーズ選手権2位を獲得。ソルベルグはドライバーズ選手権3位を得、オジエは4位に終わった。

 同時開催のSWRC(S2000世界ラリー選手権)では3位でフィニッシュしたチェビー・ポンス(フォード・フィエスタS2000)が初タイトルを獲得。PWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)は、2位のアルミンド・アラウジョ(三菱ランサーエボリューション)が2年連続となるチャンピオンに輝いた。なお、PWRCに出場していた新井敏弘(スバル・インプレッサ)は9位で完走。シリーズランキングは5位に終わった。



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