WRCメキシコ・ポスト会見「メキシコの道は僕のために作られた」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCメキシコ・ポスト会見「メキシコの道は僕のために作られた」

 

WRCラリーメキシコのフィニッシュ後にに行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。砂利掃きを負う先頭走行の不利を覆しての今イベント3連覇と、メキシコでは絶対無敵の感があるオジエ。ステージとの相性を明朗に語った。

●WRCポストイベントカンファレンス出席者
1位:セバスチャン・オジエ=SO(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
1位:ジュリアン・イングラシア=JI(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
2位:マッズ・オストベルグ=MO(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
2位:ヨナス・アンダーソン=JA(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
3位:アンドレアス・ミケルセン=AM(フォルクスワーゲン・モータースポーツII)
3位:オーラ・フローネ=OF(フォルクスワーゲン・モータースポーツII)
ヨースト・カピート=JC、フォルクスワーゲン・モータースポーツ代表

Q:
この週末は素晴らしいパフォーマンスで見事に勝利を収めた。本当に開幕3連覇は予想していなかったのか。
SO:
していなかった。つまり、この週末のことをどう表せばいいのか、言葉が見つからない。実際よりも、もっと悪い状況のように思えていた。難しい走りになると。先頭走行で、今季の中でも屈指の難関イベントで、すべてが完璧に進みタイヤチョイスもバッチリで、少しリスクを負った時も少し運に恵まれた。ミスなくハードに攻めていたら、金曜日は驚くような順位につけていた。そこで、優勝を狙えるんだと分かった。

Q:
プレッシャーはまったく感じていなかったのか。
SO:
なかったね。スタート順は先頭だったが、開幕2戦で充分ポイントを稼いでいたから、プレッシャーはなかった。いつもよりも必死にがんばっていたくらいだ。テストでも、セットアップを決めるのに精いっぱい取り組んだ。スリッパリーなコンディションでもマシンの動きはいつもよりよかった。

Q:
メキシコのラリーには特別な思いがあるのでは。
SO:
このラリーが本当に好きだよ。ここでWRCの活動が始まり、ジュニア部門で優勝した。ここに来るのはいつもうれしい。道は自分に合っているし、ペースをコントロールすることができる。高飛車にはなりたくないけど、本当に全開でプッシュはしていなかったんだ。たぶん、ここの道は僕のために作られたんだ。

Q:
パワーステージも制した。
SO:
このステージは特に好きなんだ。でも全13戦中、まだ3戦しか終わっていないんだ。まだ気を緩めることはできない。グラベル戦は5戦続く。ほとんどでアドバンテージを築けるかもしれないが、いつも今回のようには行かない。どんなことが起きても不思議ではないんだ。3戦を終えて最高の位置につけているが、まだまだこれからだ。

Q:
ジュリアン、セブは本当にこのイベントを愛しているようだが。
JI:
メキシコでは毎回ハッピーな気持ちになれる。標高が高くコーナースピードも高いから独特のチャレンジだ。今年はレッキを終えて、いつも以上にいい状態にあった。コンディションはかなりラフだったが、何年分ものペースノートがあったから、それが活かされた。今年は、自分たちの取り組みとメキシコでの経験が結実したんだと思う。

Q:
ジュリアン、このイベントを終えてもリラックスする時間はないのか。
JI:
選手権が終わるまでには、まだまだたくさんのコーナーをクリアしていかなくてはならないし、ラリーに勝ちたいドライバーはたくさんいるんだからリラックスする時間はないね。やることは山積みだ。ある有名なフランスのジャーナリストは僕に、どんなことが起きても不思議ではないと言った。時速20kmでも、スライドして石にヒットしてしまうこともある。ラリーでは、新人が勝つこともある。しかし、勝つためのパワーを持ち続けることが必要だ。

Q:
おめでとう、マッズ。今週は素晴らしいパフォーマンスで総合2位に入った。
MO:
とてもハッピーだよ。プレッシャーは大きかった。シーズンの滑り出しはあまりよくなかったし、クリスがコースオフしたから、僕がフィニッシュする以外に〔マニュファクチャラーズポイントを獲得する)チャンスがなくなって、さらにプレッシャーが増した。トラブルなしにフィニッシュを迎えたことがなかったが、いいリズムが築けたし大きなトラブルもなく、(フォルクスワーゲンのサンドイッチの)具になることができて光栄だよ。

Q:
金曜日はトラブルに見舞われたが、うまくリカバリーした。
MO:



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