WRCアルゼンチン・ポスト会見「キャリアが終わったと思った時もあった」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCアルゼンチン・ポスト会見「キャリアが終わったと思った時もあった」

 

WRCラリーアルゼンチンのフィニッシュ後に行われたポストイベントカンファレンスの内容(抜粋)。不遇の時期を耐えながらついにWRCでの勝利にたどりついたミーク。支援を続けたコリン・マクレーへの感謝と共にこれまでの道のりを思い起こした。

●WRCポストイベントカンファレンス出席者
1位:クリス・ミーク=KM(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
1位:ポール・ネイグル=PN(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
2位:マッズ・オストベルグ=MO(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
2位:ヨナス・アンダーソン=JA(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
3位:エルフィン・エバンス=EE(MスポーツWRT)
3位:ダニエル・バリット=DB(MスポーツWRT)
イブ・マトン=YM、シトロエン・トタル・アブダビWRT

Q:
クリス、WRCで勝つことはどのドライバーにとっても特別なことだが、とりわけ初めての勝利は格別だ。英国人ドライバーがポディウムに上がるのも久しぶりだ。このチャレンジングなイベントを走り終えた時の気分は。そして初めてのWRC優勝を果たした気分は。
KM:
そうだね、格別の気分だ。今年はミスが続いてフィニッシュラインを超えることに苦戦していた。速さはあったが、成長しなくてはならなかったことは明らかだ。アルゼンチンではとにかくポイントを獲得したかった。スタートしてから調子がよかった。特に最初のアスコチンガの走行の時はよかった。他にもトラブルを抱えたドライバーがいたから、30秒の差をつけることができて、そこから流れに乗った。本当に特別の気分だよ。

Q:
フィニッシュラインを超えた時は安心のような気分だったか。
KM:
ステージでは完全に集中していたし、ドラマもなかった。黄色のサインを通過し、赤いサインが見えてフィニッシュラインを超え、みんなが質問してきた時に少し込み上げてきた。本当に長い道のりだったからね。自分のキャリアが終わったと思った時もあった。この勝利はコリン・マクレーに捧げたい。キャリアを始めた時に、僕のことを本当に支えてくれたからね。彼の後ろ盾で、英国選手権、ジュニアWRCへの参戦を支えてくれた。それがなければ、何も実現できなかった。その他の人のことへの感謝も忘れていない。特にイブ・マトンは、2年前、何もチャンスがなかった僕にフィンランド参戦の機会を与えてくれた。

Q:
午前のステージではフィニッシュでインタビューに答えなかったから、何かトラブルが起きたのではないかとみんな心配していた。集中していたのか。
KM:
ステージでノイズが聞こえて違和感を感じたので、それが何なのかを必死で考えていたんだ。でも何もなかった。最後のステージは完全集中していたよ。

Q:
メキシコで君のエンジニアと話したが、ドライバーのことを完全に信頼していた。君がラリーで勝ち始めれば、勢いを増していくだろうと確信していた。残りのシーズンに向けてどう考えているか。
KM:
ディディエは、セバスチャン・ローブと長く仕事をしていた。他にもいいメカニックがたくさん周りにいる。選手権で最も強いマシンであることは疑いない。ここの道は、今まで見た中で最もラフだったが、マシンはトラブルなく走り切った。彼らの仕事のおかげだ。

Q:
(コ・ドライバーのネイグルに)WRC初勝利、今の気分は。
PN:
まだよく分からないね。実感が分かるまで数日かかるかな。タフな週末だった。昨日の午前中は、午後までリードを固めるためにすべてをチェックした。ここ数戦で、たぶん昨年からもいろいろなことを学んできたのだと思う。今朝は、トラブルを避け切れば優勝できると、リラックスできた。

Q:
プレッシャーを感じていたとき、車内でストレスがたまるようなことはなかったのか。
PN:
昨日は少し。でも金曜日は首位に立って、サービスの後にイブ(マトン)から、今日を終えてヤリマティが首位に立つかもしれないが、とにかく自分のペースを続けようと行ってくれた。そしてヤリマティがトラブルに見舞われた。

Q:
映像ではクリスが感情的になっているところが移っていたが、フィニッシュはどのように迎えたのか。
PN:
自分が落ち着いていたので驚いているよ。たぶん、家に着いてから感情的になるんじゃないかな。最終目標は、WRCで勝つこと、そしてタイトルを獲ることだから、夢の一つが実現したようなものだ。最高だよ。

Q:
今回は2位、選手権でも2位に浮上した。マッズ、この週末はどんな気分だったか。ハッピーか。
MO:
もちろん。最高のイベントになったよ。特にチームにとってはね。僕たちのマシンが強いということを示すことができた。金曜日は最初のステージでテクニカルトラブルに見舞われて残念だったが、それ以外はマシンはとても強く、どのステージもラフだったけど何かが壊れるんじゃないかという心配もなく思い通りに走ることができた。もちろん、この週末はハードに戦ったが、うまく対応できたと思う。

Q:
ヤリマティとのバトルについて、自分のペースに自信は感じられたか。
MO:
ドライビングには自信を感じていた。マシンのことはよく分かっていたので、ステージのことはあまり気にならなかった。プレッシャーも感じなかった。イブ(マトン)は何の情報もオーダーも出さなかった。とても助かったよ。自分のペースで走っていた。ヤリとのバトルが終わった時は、特に自信を感じることができた。どうしてか分からないけど、とにかく何も心配していなかったんだ。

Q:
2台が戻ってきてチーム全員が1−2フィニッシュを祝福した時、どんな気分だったか。
MO:
僕にとっては、ラリーで2位に入ることより大きなことだよ。チームの努力が実ったんだからね。このチームにはまだ一年ちょっとしかいないけど、みんながどれだけ必死で作業をしているかよく分かっている。ずっとチーム全員がポディウムに乗っている写真を横目で見てきた。今回はクリスのマシンが頂上に立った。自分のマシンがトップにある方がうれしいけど、とにかく今回はグループ全員で優勝車と一緒にポディウムに上がったんだから、最高の気分だ。だからクリスの気分も想像できるよ。

Q:
チャレンジングな週末を終えて今の気分は。マッズは、リザルトとしては納得していない部分もあるようだが。
JA:
そうだね、素晴らしい週末だったよ。マッズは100%満足していないようだが、ステージではそう悪くなかった。どのステージでもいいリズムだった。自分のことだけに専念していた。シェイクダウンからいいフィーリングだった。

Q:
ロードセクションではドライバーズシートにも座っていたが。
JA:
そうなんだ、新しいスペックのマシンを確かめなくちゃならないからね。彼がどうやってドライビングしているのかを知る必要があるからさ!

Q:
初めてのWRCポディウム、おめでとうエルフィン。総合3位にはハッピーか。
EE:
そうだね、すごくハッピーだ。みんなにとってタフな週末だった。全開で攻めるアプローチは取っていなかった。慎重に、昨年よりもいい結果を残したかった。でも同時に、経験を積むことも重要だと思った。それができたと思うよ。僕らのマシンは最高に強いマシンだ。一切トラブルがなかった。だからこそ、ポディウムでフィニッシュできたんだ。最高の気分だよ。

Q:
初日はダニと素晴らしいバトルになった。お互いにすごくプッシュしていた。
EE:
初日は最初のステージでダストに悩まされた以外は、マシンはとても感触がよかった。2日目に入ってからは少しトリッキーになったので、少し保守的になったのだと思う。ダニはすごくよくて、ギャップを広げていった。だからその後はマシンをフィニッシュまで確実に持ち帰ることを優先した。

Q:
パワーステージではちょっとしたドラマがあったのか。
EE:
何が起きたのかハッキリ分からないのだけど、マシンからノイズが聞こえてきて違和感を感じた。メカニックたちが原因を探すと思う。ティエリーがリタイアになったのを見たので、安全にマシンを持ち帰るように努めたんだ。

Q:
チャレンジングなイベントを終えて、ポディウムに上がった。この週末をどう見るか。
DB:
ステージのコンディションはタフだった。結果にはとてもハッピーだ。何年もがんばってきて、一戦ずつ努力してきたと思う。まだ目指す先には遠いけど、時期が来れば到達できる。

Q:
ポディウムに上がった気分は。今回上がることは予想していなかったが。
DB:
すごくいいよ。WRCの参戦は80戦くらいになると思うが、ポディウムに上がるのは初めてだから実感が沸かないね! 本当に心待ちにしていた。うれしい瞬間だよ。ずっと忘れない。

Q:
アルゼンチンではシトロエンの1-2と、クリス・ミーク/ポール・ネイグル組のWRC初優勝と、チームにもマニュファクチャラーズ選手権にとっても夢のようなリザルトになった。ラリーを終えて今の気分は。
YM:
本当にうれしい。アルゼンチンに来るたびに、いい結果を収めることができる。アルゼンチンのみなさんに感謝しなくてはならない。優勝というリザルトは久しぶりだから、チームのみんなのことを考えるととてもうれしい。この何ヶ月もの間、ずっと変わらず意欲を維持して取り組んできてくれた。クリスも言ったように、本当にラフで難しいラリーだった。彼は我々のマシンが強いことを示してくれたし、全員が素晴らしい仕事をしてくれた。しかし、クリスとは一緒に活動を始めて一年ちょっと。まだまだ果たしたいことはたくさんある。マッズも週末の間、非常にクレバーだった。とてもいい仕事をして、選手権では2位に浮上した。

Q:
シーズンこの先に期待することは。もっと優勝することができるか。
YM:
イエス。モンテカルロを見れば、2015年のワールドラリーカーがとてもいいことが分かるし、我々は正しい道を進んでいる。これでクリスが一勝したから、マッズにもシトロエンで勝利を収めてもらいたい。



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