IRCイプルー1日目:ハンニネンがトップ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

IRCイプルー1日目:ハンニネンがトップ

 

 IRC第6戦イプルーラリー(ベルギー、ターマック)は、6月22日、デイ1の競技(6SS・計84.99km)が行われ、2010年王者のユホ・ハンニネン(シュコダファビアS2000)が首位に立った。地元ベルギー出身のフレディ・ロイクス(プジョー207S2000)が26.8秒差の2位。同じくベルギーのピエトル・チョエン(シュコダファビアS2000)がさらに33.8秒差の3位。2011年王者のアンドレアス・ミケルセン(シュコダファビアS2000)はハンニネンから1分14秒遅れの4位につけている。

 悲願のIRC舗装戦初優勝を狙うミケルセンは、23歳の誕生日でもあるこの日の開幕ステージをベストタイムで飾った。しかし続くSS2ではハンニネンがベストタイムを取り返す。ハードコンパウンドタイヤを選んだハンニネンはその後快進撃を見せるが、カットを追加したミディアムを選んだミケルセンは不安定な挙動に苦戦する。そしてSS5では、このラリーに無数に存在するスリッパリーなセクションの一つでブレーキが遅れ、コースオフ。ディッチに入り込み1分以上のタイムロスと、ハンニネンに大きな遅れを取ってしまった。

 「ハンニネンに大きく差を付けられないようにしていたんだ」とミケルセン。「明日は遅れを取り戻すために、全力を尽くす。とにかく速く走るしかない」

 一方、ハンニネンは、今回を勝利で飾ることができればIRC通算10勝目をマークすることになる。「最初のステージはかなりスリッパリーなコンディションだったので苦労したが、悪い一日ではなかったし、首位に立ててうれしい。明日は、とにかくコースの上に留まることがプランだよ」

 プロダクションカップでは、IRC2戦目のアンドレアス・アイグナー(スバルWRX STI R4)が首位。6.3秒差で地元のセドリック・デチェッコ(三菱ランサーエボリューションX)、さらに6.2秒遅れでクリス・プリンセン(ルノーメガーヌRS)が追う混戦となっている。プリンセンは、2WDカップでは首位に立っているが、マーティン・カングール(ホンダシビックタイプR3)が2.6秒差と、こちらも接戦だ。

 レグ2は、12SS・計202.67kmが設定されている。



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