ラリー北海道、新井が総合優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ラリー北海道、新井が総合優勝

 

ラリー北海道は9月16日、競技最終日となるレグ2の競技が行われ、スバル・インプレッサWRX STI 4DOORのR4マシンを実戦初投入させた新井敏弘が、同マシンでのデビューウィンを果たした。

初日を総合首位で折り返したガウラブ・ギル(シュコダファビアS2000、チームMRF)は、この日1回目のループも順調にこなして2位で追う新井との間に50秒以上の差を維持したまま、車検失格となった昨年の雪辱をはらすべく、残り4SSに挑むはずだった。しかし、日中サービス後、最初のステージに向かうリエゾン中に、クラッチのフィーリングに違和感を感じ始め、ついにはノークラッチ状態に。SSをスタートすることができず、無念のリタイアを喫した。

さらに初めて日本のラリーに参戦していたユハ・サロ(プロトンサトリアネオS2000、プロトンモータースポーツ)も、石にヒットして左フロントを破損、リタイアに追い込まれて、なんとS2000勢が全滅するという番狂わせが生じる。

一方、前日のダメージにより、朝のサービスでサイドドアの移植を敢行して臨んでいた新井は、ギルがリタイアすると総合首位に浮上。このまま逃げ切り、昨年に引き続いての総合優勝を果たした。

またAPRC勢では、クスコレーシングの炭山裕矢(三菱ランサーエボリューションX)がトップでフィニッシュ。しかし炭山はアジアカップのみのエントリーのため、APRCフルシリーズでの首位は、FF・2WDであるプロトンサトリアネオのカラムジット・シン(プロトンR3クスコラリーチーム)が入った。2位には、チームメイトの番場彬。番場はこれで、ジュニアカップタイトル連覇も決めた。

全日本勢は、奴田原文雄(三菱ランサーエボリューションX)が8.5秒差まで追い上げるが届かず。前日首位で折り返してた石田正史(三菱ランサーエボリューションX)が逃げ切り優勝を果たした。またクスコレーシングの三好秀昌がトヨタ86でJN-3クラストップでフィニッシュ。86に初クラス優勝をもたらした。同クラスは、ラックスポーツの86を駆る香川秀樹が2位に入り、86勢の1-2となった。JN-2はトヨタヴィッツの天野智之、JN-1は山口貴利(ダイハツストーリア)がそれぞれ優勝した。



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