新型WRX STI、米国ラリーで開幕4連勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

新型WRX STI、米国ラリーで開幕4連勝

 

米国ラリー選手権(RANC)第4戦オリンポスラリーが5月16-17日に開催され、今季からVAB型WRX STIにマシンをスイッチして参戦しているスバル・ラリーチームUSAのデビッド・ヒギンズが優勝。これで開幕から4連勝、昨年から数えての通算では10連勝となった。

道が非常にラフで、石が散乱するオリンパスラリーのステージは、ブレーキやサスペンションに大きなダメージを与える過酷なコンディション。

前戦は性能調整のために、同チームには33mmのリストリクター装着が義務づけられたが、今回は34mmに戻ったためパワーがアップ。2日目には途中、ターボコントロール系にトラブルが発生しブーストが不足。FYレーシングのWRX STIを駆るアダム・イーマンに肉薄される場面もあったが、残りのステージが下りだったことにも助けられて、首位を維持したままサービスに帰還。ここで修復を行ったヒギンズは、その後快走を見せて、今季4勝目を決めた。

「終盤のステージはとてもよかった」とヒギンズ。「例年走っているステージと比べても、素晴らしいステージだった。毎年、選手権に加わることになったらいいね。これで開幕4連勝、RANC通算で10連勝目を決められて、とてもうれしい」

2位には2007年型WRX STIのイーマン、3位には2013年型WRX STIのニック・ロバーツが入り、新旧モデルのWRX STIがポディウムを独占した。



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