WRCイタリア:ラトバラがドライブミス – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCイタリア:ラトバラがドライブミス

 

 WRC第12戦ラリーイタリアは、シチリア島との開催地コンペに勝ったサルディニア島が舞台。東海岸の都市オルビア中心に全部で16本のSSが設定されたが、その合計距離は306.04kmとかなり短い。

 ラリーの開始を前にMINI、そしてフォードが相次いで来季からのワークス撤退を発表。さらに、フォードのヤリ-マティ・ラトバラがフォルクスワーゲンへの移籍を発表するなど、様々なニュースがオルビアのサービスパークを騒然とした雰囲気にした。

 去年よりも約5カ月遅い今年のサルディニアは、10月18日(木)の午前中に練習および予選を実施。出走順選択セレモニーを経て、午後には2本のSSを行ない競技がスタートする。19日、20日とフルに2日間を戦ったあと、21日(日)はわずか2本のSSで終了するという4日間のスケジュールだ。

 予選ではラトバラがトップタイムをマーク。ペター・ソルベルグ(フォード・フィエスタRS WRC)が1.024秒差で2位に入り、前戦フランスでWRC9連覇を決めたセバスチャン・ローブ(シトロエンDS3 WRC)が3番手タイムを刻んだ。予選トップのラトバラはあえて1番手スタートを選び他の選手を驚かせた。「今日の夕方にはSSが2本あるが、2本目は日が沈み暗闇の中を走る可能性が高い。真っ暗なグラベルコースは前走車のダストで前がまったく見えないことが多くて、過去に何度も苦労した。クリーンな視界で走れるほうが良いだろうと考えたんだ」とラトバラ。

 しかし、SS1は5番手スタートのローブがベストタイムを刻み、6番手スタートのヒルボネンが1.4秒差で2位に。3位はソルベルグ、ラトバラはローブから15.3秒も遅れて5位に留まった。「15秒程度の遅れは予想していた。問題は次のSS2だ」と、意外にも冷静なラトバラ。

 だが、SS2で最速タイムをマークしたのはヒルボネン。すべてが裏目に出たのはラトバラだ。ラトバラは1本目での遅れを取り戻そうと2本目はペースアップしたが、約10kmほど走ったあたりでコーナーへの進入速度が速すぎてラインを乱し左前輪を石にヒット。スローパンクチャーを喫し、そのまま残る18kmを走り続けた結果約30秒を失った。

「そこに寝石があることは分かっていたしノートにも記していた。でも、どうしようもなくて当たってしまったんだ。ホイールのリムが曲がり、そこからエアーが漏れ出し空気が抜けた状態で走り続けるしかなかった」。出走順の選択ミス、そしてドライビングミスとダブルで遅れたラトバラは首位ローブと42.1秒差の6位。いきなり優勝争いから脱落してしまった。

 総合4位は、3位ソルベルグと12.3秒差でティエリー・ヌービル。ヌービルと7.3秒差の5位にはマッズ・オストベルグ(フォード・フィエスタRS WRC)。オストベルグはSS1でスピンした際に石をヒットしてフロントのクロスメンバーを破損。ドライブシャフトとステアリングにダメージを受けて大きく遅れてしまった。



ワールドラリーカレンダー2018
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