WRCフィンランド:ラッピ「今日はぐっすり眠るよ」デイ3コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフィンランド:ラッピ「今日はぐっすり眠るよ」デイ3コメント集 

©TOYOTA

ラリーフィンランド、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント。リスクを冒してまでラトバラとのバトルはしないと明言してデイ3をスタートしたラッピ。フィンランド人にとっても特別な名門ステージ、オウニンポウヤでラトバラがリタイアしたことで図らずも首位に再浮上し、WRカーでの母国デビュー戦の最終日を、ラリーリーダーとして迎える。
*()内は総合順位の前日比

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■エサペッカ・ラッピ/総合首位(=)
「いま首位に立っているのは信じられないが、ヤリ−マティが残念な結果に終わって複雑な心境だ。彼は、本当にいい走りをしていた。大きなリスクを負わないと彼についていくことはできなかっただろう。それをしたいとは思わなかった。彼のマシンを抜かす時は、少しスローダウンした。(WRC2優勝した)昨年のようにギャップを築いてリードすることには慣れているので、どのようにリードをコントロールしていくのかはよく分かっている。今は、自分の気持ちを明確にして集中しなくてはならない。今日は、ぐっすり眠るよ」

■ユホ・ハンニネン/総合3位(↑)

TOYOTA / @World


「午前中はとてもよかった。クリアな走りだった。午後は簡単ではなかった。最後のステージでは終盤がとてもナローで、少し慎重になり過ぎた。もっと勇気を持ってもよかったと思う。いい順位につけているが、差はとても小さい。明日は2位浮上を狙って行く」

■ヤリ‐マティ・ラトバラ/SS19でデイリタイア

Red Bull


「午前中は素晴らしかった。最初のステージからマシンのフィーリングがとてもよく、思い切りドライビングをすることができた。オウニンポウヤの2回目もスタートは最高だったが、突然マシンが止まり、手の尽くしようがなかった。かなり厳しいが、これもモータースポーツだ。僕らは若いチームなので、こういうことが起こることも分かっている。ここから学ばなくてはならない。トラブルを解明して修復し、明日はパワーステージで最高ポイント獲得を狙う」

[MスポーツWRT]
フォード・フィエスタWRC

■テーム・スニネン/総合2位(↑)

M-SPORT / @World


「今日はいいフィーリングだった。手応えのあるステージではタイムはとてもいいが、午前中のオウニンポウヤではかなりタイムをロスしたのが残念だ。シケインで20秒近くロスしたのはかなり痛い。これで、バトルは本当にタイトになった。明日は、みんなが今日と同じようなペースを出してくると思う。自分のドライビングに集中することを続けて行くだけ」

■エルフィン・エバンス/総合4位(↑)

Naoki Kobayashi


「明日はエキサイティングな日になる。昨日は苦戦したが、今日はかなりポジティブな一日になった。すべてが噛み合うようになり、ほとんどのステージで満足のいくパフォーマンスが出せた。今日はコンディションも自分たちに合っていたし、マシンのバランスもよくなったので、これまで足りなかった自信がまた得られるようになった。明日は、この週末の最終決戦だ」

■オィット・タナック/総合7位(↑)

Naoki Kobayashi


「この週末はフィンランド人勢が強いが、その中に食い込める可能性はあったと思う。昨日のタイムロスでそのチャンスがなくなってしまったが、優勝争いの可能性がなくなってから同じ自信を持ち続けるのは難しい。今は、大きなリスクを負わずにフィーリングをよくすることに努めている。それを考えればまずまずの一日だった。とにかくフィンランドの道を思い切り走っているよ」

■セバスチャン・オジエ/ラリーリタイアを決断
「残念ながらスタートはできなくなった。ジュリアンは、すぐマシンに乗ってジャンプをしたりせず、2週間は休養した方がいいという判断だ。残念だが、体調は最優先のことだし、彼には万全の状態に回復してもらいたい。ふたりとも、ドイツには完全な状態で戦いに戻る意気込みだ」

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

■クレイグ・ブリーン/総合5位(↓)

Naoki Kobayashi


「浮き沈みのある日だった。まるで、フィンランドの道のようだね! もっと速く行けると感じた場所もあったが、午前中に選んだセットアップが少し合わなかった。午後はよくなり、グリップが得られるようにはなったが完璧ではなかった。ポディウムにはほど遠いような感じだが、まだ2位との差は30秒しかない。明日、もし運が自分たちに向かえば、順位を上げられるかもしれない」

■クリス・ミーク/総合8位(↑)

Naoki Kobayashi


「毎年、同じだ。オウニンポウヤはとにかく最高のステージ。午後は、グリップレベルはよかったし、マシンのフィーリングもよかったのでプッシュすることができた。日中サービスでセットアップをかなり変更し、今後のために興味深いデータも得られたので、かなりポジティブだ。最後のステージでは石にヒットした後にパンクした。プッシュを続けたかったがタイヤが破裂した。見た目はかなりひどいダメージに見えるが、それほど深刻ではないよ」

■カリッド・アル‐カシミ/総合17位(↑)
「今日もタフな一日だった。エンジニアと密に連携を取っている。マシンは、この超高速ステージでは、ドライビングがすごく繊細でトリッキーなままだ。特に最後のステージでは危ない場面もあり、ワイドになってディッチにはまり、石にヒットした。幸いダメージはあまりなく、走り続けることができた」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ティエリー・ヌービル/総合6位(↑)

Naoki Kobayashi


「今日も満足のいく走りではないが、ライバルのトラブルのおかげで順位が少し上がった。できる限りポイントを獲得して、セバスチャンとの差を詰めて行かなくてはならない。マシンの動きは、午後のループではよくなったが、苦労する部分がなかった訳ではない。最後のステージではナローなセクションで石にヒットし、ステアリングを曲げてしまった。少し抑えなくてはならなくなった。最終日に順位を上げるには運も必要だということは分かっているが、どうなるか様子を見ながら走りたい」

■ダニ・ソルド/総合9位(↑)

Naoki Kobayashi


「全体として午後のループは、グリップも得られるようになってよくなったが、タイムにつながらないのでモチベーションと満足感を得るのは難しい。何かを争うような順位につけられていないので、とにかくそれぞれのステージを走り切ることに専念している。ラリーを戦うアプローチとしては理想的ではないが、それ以上のことはできない」

■ヘイデン・パッドン/SS15でデイリタイア
「今日のデイリタイアについては、自分たちにできることはなかった。左のブラインドコーナーから右に入る時に突然、道にフットボールくらい大きな石が目に入ってきた。瞬間的に、ダメージを負うと分かった。避け切ることができず、サスペンションアームを破損した。本当に残念なのは、このラリーで走行経験を積むことができなかったことだ。日曜日に再スタートして、なんとかこの週末でいい何かを残したい」



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