シルクウェイラリー:プジョー勢が今大会6度目のステージ1‐2 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

シルクウェイラリー:プジョー勢が今大会6度目のステージ1‐2

©PEUGEOT

シルクウェイラリーは7月18日、ステージ11となる敦煌‐嘉峪関間の237kmを走行し、チーム・プジョー・トタルのステファン・ペテランセルがステージウインを獲得した。チームメイトで総合首位を走るシリル・デプレも2番手タイムをマークし、プジョー勢が今大会6度目となるステージ1‐2を決めた。プジョー勢の今大会でのステージ勝利は、これで通算9回となった。

前日は波乱もあったプジョー勢だったが、この日は時速190kmに達し、コンディションも多彩となる設定の中、安定した展開を見せた。モスクワでのスタートから、走行距離は7442kmに達しているが、メカニカル面で大きな問題は発生しておらず、プジョー・スポールのエンジニア陣も来年のダカールに向けて有意義なデータ収集を続けているようだ。

前日の終盤、ナビゲーションのミスでステージ勝利を逃したデプレは、次のように語った。
「今日は、かなり慎重に攻めた。コーナーの連続やジャンクションはあったが、トリッキーなこともラフなこともなかったので、ナビのミスもなくいいステージになった。いい感じでリラックスできているし、すべてが順調だ。ドライビングをとても楽しめているし、アタックもできている。音もとても自然に聞こえてくる。この流れをキープしていかなくてはならない」

また、X-raid勢もヤジード・アルラジ、ブライス・メンジースが3番手、4番手タイムをマーク。メンジースは、総合2位に浮上しているが、3位のウェイ・ハンとはギャップが2分半しかなく、4位のクリスチャン・ランビエールもポディウムの射程圏内を維持しており、今後の激戦が予想される。

X-raid / Florent Gooden / DPPI

今年のシルクウェイラリーも、残すところあと3日。19日は、嘉峪関‐阿拉善右旗間の483.79kmを走行する。うち、セレクティブ・セクションは254.75km。ステージの序盤と終盤には砂丘が入り組み、スタックする危険性が高い。その中間は高速のグラベル路で、典型的なラリーレイドのコンディションだ。

シルクウェイラリー 暫定結果(ステージ11終了時点)
1 C.デプレ(プジョー3008DKR)  32:16:55
2 B.メンジース(MINIジョン・クーパー・ワークス・ラリー) +55:06
3 W.ハン(ジーリーSMGバギー) +57:29
4 C.ラビエール(バイクモーターBJ40L) +1:07:08
5 E.アモス(フォードTRX08LMOD) +1:48:52
6 S.ペテランセル(プジョー3008DKR) +2:37:04



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