全日本ラリー第6戦は奴田原文雄が逆転、今季3勝目! – RALLYPLUS.NET ラリープラス

全日本ラリー第6戦は奴田原文雄が逆転、今季3勝目!

 

 全日本ラリー選手権第6戦、第49回大阪電通大チャリティーラリー「丹後半島ラリー2013」のデイ2が8月25日に行なわれ、初日トップの勝田範彦(スバル・インプレッサ)を奴田原文雄(三菱ランサーエボリューションⅩ)が逆転し、今季3勝目をマークした。

 ラリーは午前8時にスタートし、京都府京丹後市の京都府丹後文化会館に置かれたサービスパークで20分のサービスを行なったのち、SS9へ向かう。セクション4には3本、セクション5には2本、合計5本のSSが設定されたが、このうちSS10/12、11/13は前日の成相線(SS2/5/7)、角突山線(3/6/8)のリピートとなっている。

 今回は天候や路面変化の読みが難しいラリーとなったが、デイ2もまた、0カーのスタート10分後に雨が降り出すといった難しい天候で、選手たちを悩ませることとなった。

 そんななか、デイ1をトップで折り返した勝田は、ドライ路面用のセットで勝負に出たが、SS9で予想以上にウエットだった路面にこらえ切れず、痛恨のスピン。これで奴田原が再逆転し、トップに躍り出る。その後、勝田は渾身のアタックで奴田原を追い上げるも、あと一歩届かず。7.5秒差で奴田原が今季3勝目を挙げ、シリーズチャンピオン獲得に向けて大きく前進した。

 JN3クラスはデイ1トップの横尾芳則(トヨタ86)が 5本中4本のSSでトップタイムをマークする危なげない走りで今季3勝目をゲット。2位は曽根崇仁(トヨタ86)がデイ1の順位を死守した。またタイヤ選択があたった香川秀樹(ホンダ・インテグラ)が曽根に迫る勢いで追い上げ、3位に入った。

 JN4クラスにも増して激しい戦いが繰り広げられたJN2クラスだ。デイ1トップの天野智之(トヨタ・ヴィッツRS G’s)を、2位の川名賢(トヨタ・ヴィッツRS)が猛追。SS12でJN4をしのぐ総合7番手のスーパータイムをたたき出してついにトップを奪うが、最終のSS13で天野がチャンピオンの意地をみせ、渾身のアタックで再逆転。3.3秒差で優勝し、2位が川名、3位が岡田孝一(マツダ・デミオ)という結果となった。

 JN1クラスはデイ1に続いてトップを守り切った難波巧(マツダRX-8)が2連勝。パワーステアリングの故障で苦戦しながらも走り切った鷲尾俊一(ダイハツ・ストーリア)が2位に入賞。3位には前戦の群馬ラウンドでデビューしたばかりの日産リーフで出場していた国沢光宏が、電気自動車として史上初の全日本入賞を果たした。



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