WRCポルトガル:マルコム・ウィルソン「自分の現役時代にこれほど接戦のシーズンはなかった」ポスト会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポルトガル:マルコム・ウィルソン「自分の現役時代にこれほど接戦のシーズンはなかった」ポスト会見

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WRCポルトガルのフィニッシュ後に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。大混戦の今シーズン、セバスチャン・オジエは2勝目をマークしたふたり目となったが、拮抗している戦いぶりにMスポーツのボスが喜びを見せた。

M-SPORT / @World


●WRCポストイベントカンファレンス出席者
1位:セバスチャン・オジエ=SO(MスポーツWRT)
1位:ジュリアン・イングラシア=JI(MスポーツWRT)
2位:ティエリー・ヌービル=TN(ヒュンダイ・モータースポーツ)
2位:ニコラ・ジルソウル=NG(ヒュンダイ・モータースポーツ)
3位:ダニ・ソルド=DS(ヒュンダイ・モータースポーツ)
3位:マルク・マルティ=MM(ヒュンダイ・モータースポーツ)
マルコム・ウィルソン=MW(MスポーツWRT、チーム代表)

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Q:セバスチャン、自身40回目の勝利、聞いたところによると、マルク・アレンの5勝に並んだそうだ。このラリー50回目の開催で勝利を収めたが、アレンのポルトガル5勝目は、大会20回目の節目に達成されたものだ。今の気分は。
SO:その通り、今日は素晴らしい節目となり、喜んでいるよ。最後まで厳しい戦いだったし、このような形で勝利が決まったことを楽しんでもらえたと思う。

Q:金曜日は砂利掃きに苦労したと思うが首位が激しく入れ替わり、すべてが接戦だった。それほどタイムをロスしなかったのは、見事だった。
SO:もちろん、ルールが変わってうれしいよ。最初の2日間で砂利掃きをすると、土曜日の夜には大差をつけられてしまう。ラリーの後半のことを考えれば、初日は非常に重要だ。今日、最後の3本は本当に色々なことが起きた。昨年同様、ポンテ・デ・リマはこのラリーのターニングポイントとなり、非常にラフだったので、金曜日の夜にポディウム圏内で終えられた段階で、ラリーを楽しめるようになった。

Q:きみもチームも、勝つことが大好きなのは知っている。きみのNo.1テクニシャンはポルトガル出身だということなので、彼のために勝てたことも本当に特別なことなのでは。
SO:そうだね、ポルトガル人のメカニックやエンジニアと組むことが多くて、この週末も、自分の担当やエンジニア、チームにもたくさんのポルトガル人がいる。とてもいい気分だし、彼らも誇りに思っているはずだ。前にも似たようなことがあった。ポルトガルの人々はとても感情が豊かだと思うので、何とも言えない気持ちだ。すべてが完璧だったので、チームのみんなに感謝したい。

Q:ジュリアン、チャレンジングなラリーポルトガルだった。勝って、マキシマムポイントを獲得した、いまの気分は。
JI:この何ヶ月、チームが本当にがんばってくれたことを声を大にして言いたい。勝てたことは本当にうれしい。ポルトガルでのテストの後、いい方向に向かっていることは分かっていたからね。だから、この数週間、ほとんど休みなしでがんばってくれたチームに心から感謝したい。エンジニアのひとりが、まるで赤ちゃんのように、初めての勝利かのように喜ぶ僕らを見ることになるなんて予想していなかった、と言っていたよ。それまでの道のりは長かったが、今日は本当に報われた。

Q:コ・ドライバーシートに座っているのは、チャレンジングだったか。コ・ドライバーにとって、どれだけタフなラリーなのだろうか。
JI:最後のファフェのジャンプまでは大変な仕事だった、という意見には、コ・ドライバーはみんな同感だと思う。ステージにはコーナーがたくさんある。かなり大変だったし、いいテストやレッキができて、タイヤにもセットアップにもミスがなかったことを喜んでいるよ。

Hyundai Motorsport GmbH

Q:ティエリー、今回2位に入ったことで、選手権でも2位に浮上した。結果には満足か。
TN:走行順のことや、こうしたコンディションが初めてで砂利掃きをしなくてはならないことを考えれば、最初のステージでタイムをロスしていたんだと思う。その後は、ドライビングスタイルを変えるようにして、いいリズムをつかみ始めた。最終的には、その改善がすぐに表れ、そこからはいい形になったから、結果には満足するべきだと思う。

Q:昨日を終えた時点でのギャップについて、今朝はどう考えていたのか。オジエに追いつくチャンスはあると考えたか、それとも差が大き過ぎると思ったか。
TN: 正直、追いつけるとは考えていなかった。この週末は、大差を取り戻すのは不可能になると分かっていた。差を取り戻そうと何度かトライしたステージはあったが、タイヤチョイスがよかった昨日のステージ以外はあまりうまく行かなかった。

Q:昨日は、日中サービスで変更を行っていた。ペースは変わっておらず、タイヤ選択の影響だったということか。
TN:いくつか変更を行って少し改善されたが、思ったほどではなかった。ヒュンダイ勢は3台とも基本的にトラクションに苦戦していて、この点がフォードは強かったのだと思う。しかし、最終的には接戦だった。タイムを見れば、この週末はアメージングだった。とてもチャレンジングだったが、最後は楽しめたし、2台がポディウムに上がったから、チームにとってはいいリザルトだ。18ポイントに加えパワーステージで4ポイントを獲得したので、とてもいいリザルトだ。

Q:ニコラ、選手権としてはいいポイントだ。次のイベントに向けて、いい自信になったのでは。
NG:もちろんだ。このラリーで記者会見に出席するのは、初めてだからね。いい流れになっていると思う。トラクションが不足していたが、すぐに改善されるはずだし、次のサルディニアではトップ争いをしていくつもりだ。

Hyundai Motorsport GmbH

Q:ダニ、3位も選手権としてはいいポイントだ。この週末のパフォーマンスを、どう分析するか。
DS: 初日はとてもよかった、みんなといいバトルができた。土曜日は午前からセバスチャンとティエリーがすごく速くて、大きな差をつけられてしまった。午後もハードにプッシュしていたので差は詰まったが、最後には僕らがマシンのリヤにトラブルを抱えた。ロスは少なかったが、すでに大きな差がついていた。ハードに攻めたが、マシンのリヤが暴れ過ぎた。とにかく攻めていたし、今日はプッシュしてタナクとの差をキープした。何とか首位争いがしたかったが、3位も悪くない。

Q:マルク、3位おめでとう。今回のポルトガルには、いくつか変更されたところがあり、新しいステージがあったり逆走になったステージもあった。今年のラリーについて、どう思うか。
MM:みんなにとって、とても厳しかったと思う。最終的に75%は新しかったと思うので、ミスもしやすくなった。いいペースノートを作らなくてはならない。でも、最終的にはみんな、いい走りをしていた。最初のループが終わった時点で、10秒差に7台がひしめきあっていた。今、パフォーマンスはマシンを問わずに同列になっている。みんなが優勝争いをしているのはとても素晴らしいことなので、この流れを維持していかなくてはならない。

Q:見ているのもエキサイティングだし、戦っているみんなもエキサイティングなのでは。
MM:もちろんだ。気持ちが沸き立つよ。30秒か40秒差をつけてトップに立っているのは、うれしいだろう。いつかそうなりたいというのは夢だが、そうしたドライバーたちと戦うのはうれしいことだ。

Q:マルコム、Mスポーツは今季2勝目で、マニュファクチャラーズ選手権でも大差をつけている。チームにとって、素晴らしいイベントになったのでは。
MW:そうだね、素晴らしかった。アルゼンチンが残念な結果に終わり、セブがテストでの内容に満足してうれしかった。マシンを彼に合わせるために、大きなステップを上がった。彼は金曜日、素晴らしい展開を見せた。リードはしていなかったが、ロスしたタイムは最小限だった。アルゼンチンでどれだけチームが落胆したか想像がつくと思う。今回、サービスパークには色々な気持ちが混ざっていた。本当に今季はコンペティティブだからね。開幕戦からとても接戦になっているし、この後もシーズンがこの形で進んでいってくれることを願っている。自分の現役時代には、こんなことはなかったよ。

Q:セブとジュリアンがチームに加入して、6戦が終わった。ふたりと仕事をするのは、どのような感じか。
MW:素晴らしいよ。セブだけでなく、ジュリアンもとてもプロフェッショナルなアプローチで、詳細に至るまで押さえている。しかし、一番チームに影響を与えているのは、会社にいるスタッフに与えているコミットメントのフィーリングだと思う。彼らは、成功を収めることができると分かっているからね。とにかくもっと勝ちたいし、ワークショップにいるみんなも同じ思いだ。



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